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リンナイ給湯器のエラーコード一覧|888は故障じゃない?コード別の意味と対処法

リモコンに見慣れない番号が突然表示されて、「壊れたのかな」と焦っていませんか。

まず確認してください。ガス臭がする場合は、この記事を読む前に給湯器の使用を止め、窓を開けて換気したうえで、ガス会社または消防にご連絡ください

ガス臭がなければ、落ち着いて読み進めてください。エラーコードの多くは、手順さえわかれば自分で解決できます。なかでも「888」「88」は機器の故障ではありません。使用開始から10〜12年が経過した給湯器が「そろそろ点検をお勧めします」と知らせているサインで、ガスはそのまま使い続けられます。

この記事では、リンナイ給湯器に表示される主要エラーコード(888・111・632・140・722・920)の意味と原因を解説し、「自分でリセットできるのか」「業者を呼んだほうがいいのか」を各コードごとに示します。

この記事でわかること
  • リンナイ給湯器の主要エラーコードの意味と原因
  • 自分でリセットできるケースと業者を呼ぶべきケースの判断基準
  • エラーごとの具体的な対処手順
  • 修理か交換かを決める判断基準と費用の目安

この記事は、ガス機器設置スペシャリスト・液化石油ガス設備士をはじめ10以上の資格を保有するスタッフが在籍し、東海・関東・東北エリアで年間5,000件以上の給湯器交換・修理に対応するQTOJAPANのスタッフが監修しています。

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塚脇 (テクニカルセールスユニット責任者)

ガス・電気・水道と、ライフラインに関わる主要な国家資格を網羅するマルチエンジニア。現在はテクニカルセールスユニットの責任者として、現場で培った多角的な視点を活かし、技術と営業の橋渡し役を担う。

保有資格: 液化石油ガス設備士、第二種販売主任者、製造保安責任者(丙種化学)、ガス機器設置スペシャリスト(GSS)、第二種内管工事士・活管工事、ガス可とう管接続工事監督者、簡易ガス登録調査員、第二種電気工事士、給水装置工事主任技術者、石綿作業主任者

エラーコードが出たらまず確認|基本の対処手順3ステップ

コードの意味を調べる前に、この順番で確認してください。この3ステップだけで解決するケースも多いです。

  1. ガス臭がしないか確認する 臭いがあれば使用を止め、ガス会社または消防へ連絡する
  2. コード番号をメモする リモコンに表示されている番号を控える
  3. 電源を切→入でリセットを1回だけ試す 消えた場合も30分ほど様子を見る

それでも解決しない・エラーが繰り返す場合は、後述の「修理か交換か」を確認してください。

よく出るエラーコード6種の原因と対処法

リンナイ給湯器に表示される主要エラーコードの意味・自己対処の可否・具体的な手順を順番に解説します。

まず、6種類のコードを一覧で確認してください。

コード エラー内容 自己対処 対処の概要
888/88 点検推奨(使用10〜12年) 一時解除または点検
111/11 点火不良 ガス栓・メーター確認→リセット
632/63 おいだき水流スイッチ異常 水位・フィルター確認
140/14 温度ヒューズ・過熱防止装置作動 リセット可、繰り返す場合は業者依頼
722/72 ふろ側炎検知部品不具合(疑似炎) リセット可、繰り返す場合は業者依頼
920/92 中和器交換時期(エコジョーズ) × 専門業者に中和器交換を依頼

※3桁コード(888・111・632など)は現行機種、2桁コード(88・11・63など)は旧機種での表示です。意味は同じです。

888(88)|使用10〜12年の点検推奨サイン。故障ではありません

888が表示されていても、お湯は問題なく使えます。機器の故障ではありません。

「888が出た、給湯器が壊れた!」と焦って連絡してくださる方が、QTOJAPANでは多くいらっしゃいます。でも、安心してください。

リンナイ公式では、888は「設計標準使用期間(12年)を超えたため、事故防止のための点検をお勧めするサイン」と説明されています。

つまり、機器の故障ではなく点検時期のお知らせです。使用開始から10〜12年が経過すると表示されます。

運転スイッチを一度「切」にしてから「入」にすると一時的に表示は消え、お湯も問題なく使えます。ただし使用を続けると再び表示が点滅し始めます。根本的な解決には点検が必要です。

正式に解除する方法

リンナイの「あんしん点検」を受けることで、正式に解除されます。費用の目安は1〜2万円程度(出張費別・所要60〜90分)です。機種や設置状況によって変わるため、詳細はリンナイ公式サイトでご確認ください。

賃貸住宅にお住まいの場合は、まず管理会社または大家さんにご連絡ください。費用の負担関係があるため、入居者が自己判断で業者を手配することは避けましょう。

888が出ていても、設置から10年以上が経過していて繰り返し不調が出るという場合は、後述の「修理か交換か」のセクションも確認してみてください。

111(11)|点火不良。ガス栓・メーター確認で自己解決できるケースが多い

エラー111は、給湯器がガスに着火できていない状態です。実は、自分でできる確認をするだけで解決するケースが多いコードです。次の手順を試してみてください。

まず、コンロやファンヒーターなど他のガス機器が使えるかを確認してください。コンロが使えれば給湯器側の問題、使えなければガス供給側の問題です。

他のガス機器も使えない場合 ガスメーターの復帰操作を試してください。手順は以下のとおりです。

  1. コンロ・給湯器など、すべてのガス機器を止める
  2. ガスメーターの赤いランプが点滅していることを確認する
  3. メーターの復帰ボタンを押し、3〜5分待つ
  4. ランプが消えたらガスの使用を再開する
 

それでも復旧しない場合はガス会社へご連絡ください。

他のガス機器は使える場合 給湯器の運転スイッチを切→入でリセットを1回試してください。それでも繰り返す場合は、点火装置やガスバルブの内部不良が考えられます。業者への依頼が必要です。

よくある原因は、ガス元栓の締め忘れ、地震後のガスメーターの自動停止、屋外設置の給湯器での強風による消火などです。特に地震後のガスメーター停止は意外と見落とされがちなので、最初に確認してみましょう。冬場は凍結が原因になることもあります。

QTOJAPANの現場でも、「コンロが使えるか確認するだけで解決した」というケースは少なくありません。地震後にガスメーターが止まっていた、というケースが特に多く見られます。

632(63)|追い焚き水流異常。浴槽水位とフィルター確認が先決

エラー632は、お湯の流れを感知する「水流スイッチ」が異常を検知した状態です。

「機器が壊れたかも」と思って業者を呼んだら、フィルターの詰まりが原因だったというケースがQTOJAPANの現場でも少なくありません。5分の清掃でエラーが解消する場合があります。業者に連絡する前に、まず次の手順を確認してみてください。

  1. 浴槽の水位を確認する 追い焚き口より水位が低い場合はお湯を足す
  2. 追い焚き口のフィルターを清掃する 詰まりがあれば取り外して清掃(2つ穴は両方)
  3. リセット後に再試行する 清掃後、電源を切→入でリセットして追い焚きを試す
  4. 繰り返す・水流が弱い場合 業者への依頼が必要

修理が必要な場合の費用目安:2〜6万円程度

140(14)|過熱防止安全装置が作動。繰り返す場合は業者へ

エラー140は、給湯器の内部温度が上がりすぎて、安全装置が作動した状態です。

リセットで一度消えることが多いですが、繰り返し表示される場合は燃焼系のトラブルが進んでいるサインです。

  1. 給湯器の使用を一時停止し、30分ほど冷ます
  2. 運転スイッチを切→入でリセットする
  3. 再使用後に再表示する場合・繰り返す場合は業者へご相談ください

「一度消えたから大丈夫」と思いがちですが、繰り返す場合の主な原因は燃焼系の汚れ・排気口の詰まり・過熱センサーの劣化です。放置すると、冬場に突然お湯が出なくなるリスクにつながります。リセットが必要な頻度が増えてきたと感じたら、早めに点検を受けることをお勧めします。

修理が必要な場合の費用目安:4〜7万円程度

722(72)|炎センサーの誤検知。繰り返すなら業者へ

エラー722は、ガスが燃えていないのに「燃えている」と給湯器が誤って検知してしまう状態です。

「フレームロッド」とは、ガスが正しく燃えているかを確認する小さな部品です。汚れや劣化が進むと誤った信号を出すようになり、安全のために機器が止まります。

  1. 運転スイッチを切→入でリセットして再起動する
  2. 再表示がなければ様子を見る
  3. 短期間に何度も繰り返す場合は、業者へご相談ください

「リセットするたびに消えているから大丈夫」と思いがちですが、QTOJAPANの現場でもリセットの頻度が増えていくパターンが見られます。センサーの劣化が進むと、点火できなくなるエラー111に発展することがあります。リセットが必要な頻度が「週に1回を超えてきた」と感じたら、業者に相談することをお勧めします。

修理が必要な場合の費用目安:3〜6万円程度

920(92)|エコジョーズの中和器交換時期

エラー920は、エコジョーズという省エネタイプの給湯器に特有のコードで、「中和器」という部品の交換時期をお知らせするサインです。

中和器は、エコジョーズの内部で発生する酸性の水を無害にしてから排水するための部品です。使い続けるうちに性能が低下してくるため、交換が必要になります。

使い続けてもよいか?

888と同様に、すぐに使用を止める必要はありません。ただし、中和器の機能が失われると排水配管を傷める可能性があります。早めに専門業者へご連絡いただくことをお勧めします。

なお、920が表示されていて設置から10年以上が経過している場合は、中和器の交換より給湯器本体の交換を検討したほうが費用対効果が高い場合もあります。後述の「修理か交換か」セクションも参照してください。

修理費用(中和器交換)の目安:1〜4万円程度

リンナイ給湯器のエラーコード一覧表

上記6コード以外にも、リンナイ給湯器にはさまざまなエラーコードが表示されることがあります。

よくお問い合わせのある主なコードを、リンナイ公式FAQをもとに一覧でまとめました。

コード エラー内容 基本対処の方向性
032(32) 自動湯はり時の排水栓閉め忘れ検知 排水栓を確認(自己対処可)
66 バイパスサーボ異常 リセット後、再表示なら業者依頼
102 給・排気通路の閉塞/熱交換器詰まり 業者依頼(ファンモーター・熱交換器)
141 給湯空だき過熱安全装置作動 業者依頼

一覧にないコードが表示された場合、または対処方法がわからない場合は、リンナイお客さまセンターまたはQTOJAPANへご連絡ください。

詳しくはリンナイ公式のQ&Aページもご参照いただけます。

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修理か交換か迷ったら|費用の目安と判断のポイント

エラーが繰り返す・自分では対処できないという場合は、修理か交換かを判断することになります。費用の目安と判断のポイントを確認しましょう。

10年超または繰り返すエラーは交換のサイン

修理か交換かを考えるとき、まず確認すべきは設置からの経過年数です。

判断基準①:設置年数

国の基準では、家庭用ガス給湯器の想定使用期間は10年とされています。10年未満であれば修理を優先的に検討できますが、10年を超えているなら交換も選択肢に入れることをお勧めします。

判断基準②:繰り返す頻度

同じエラーが短期間に繰り返す場合、修理しても別の箇所が壊れるリスクが高くなる傾向にあります。修理を繰り返すより交換のほうが長い目で見て安くなるケースも少なくありません。

判断基準③:部品の入手可否

給湯器メーカーは、製造が終わってから10年を目安に修理用の部品を在庫として持っています。それを過ぎると部品が手に入らなくなり、修理できなくなることがあります。

修理か交換か判断に迷う場合は、東海・関東・東北エリアで年間5,000件以上の施工実績を持つQTOJAPANにご相談ください。ガス機器設置スペシャリスト等の有資格者が現状を診断し、修理・交換どちらが最適かをお伝えします。現地見積もり無料、24時間365日受付中です。

修理・交換費用の目安

修理にかかる費用は「どこが壊れているか」によって大きく変わります。

エラーコード別の修理費用の目安(リンナイ公式修理費用目安をもとにした概算)

エラーコード 主な故障箇所 費用の目安(税込)
888(あんしん点検) 1〜2万円程度(出張費別)
920 中和器 1〜4万円程度
632 おいだき水流スイッチ 2〜6万円程度
722 電装基盤・フレームロッド 3〜6万円程度
140 熱交換器・温度ヒューズ 4〜7万円程度

※実際の修理料金は訪問した業者よりご案内されます。訪問した場合、修理を行わなくても出張費や診断料が発生することがあります。

部位別の修理費用相場(一般的な目安)

修理箇所 費用の目安
リモコン交換 1〜2万円程度
配管水漏れ修理 5,000円〜1万円程度
バーナー・点火装置(燃焼系) 1.5〜3万円程度
電装系(電源基板・配線) 1.5〜5万円程度
水量制御系(水流センサー等) 8,000円〜3.5万円程度
複数箇所の部品交換 3〜10万円程度

修理費が給湯器本体価格の半額を超えるようであれば、交換を検討する目安です。

給湯器交換費用の目安(本体+工事費込み)

  • 給湯専用タイプ:15〜20万円程度
  • 追い焚き機能付き:20〜30万円程度
  • 暖房機能付き:25〜40万円程度

※機種・号数・設置状況により変動します。QTOJAPANでは現地見積もり無料・即日対応が可能です。

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まとめ:リンナイ給湯器のエラーコードが出たときに確認すること

リンナイ給湯器のエラーコードは、給湯器が「ここがおかしい」と自分で知らせてくれるサインです。表示されたとき、まず慌てないでください。

この記事のポイント
  • 888/88は故障ではなく点検時期のお知らせ。お湯はそのまま使える
  • 111と632は自己確認で解消するケースが多い
  • 140と722はリセットで消えても繰り返す場合は業者へ
  • 920はエコジョーズの中和器交換時期。専門業者に依頼する
  • 設置10年以上でエラーが繰り返すなら修理より交換を検討

自分での対処が難しいと感じたら、また、エラーが繰り返す・設置から10年以上経っているという方は、ガス機器設置スペシャリスト等の有資格者が在籍し、東海・関東・東北エリアで年間5,000件以上の実績を持つQTOJAPANにご相談ください。

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