投稿日:2026.10.01 最終更新日:2026.10.01
エコキュートの交換はいくらかかる?費用相場・補助金と失敗しない選び方
今の給湯器を、そろそろエコキュートに替えようか。
そう考え始めても、「本当に今替えて後悔しないか」「工事費まで入れると総額いくらになるのか」と、最初の一歩で立ち止まってしまいますよね。
今お使いなのがガス給湯器や石油給湯器でも、すでにエコキュートをお使いで入れ替え時期を迎えている場合でも、押さえるべきポイントは同じです。
現場で施工やご相談に対応している有資格者の立場から、交換の判断基準や工事費込みの相場、後悔しない選び方を順番に解説していきます。
- そもそも交換すべきかの判断材料
- 工事費込みの総額と使える補助金
- 自宅に合うタイプや容量の選び方
- 工事にかかる日数とお湯の確保
- 初期費用を抑えて始める方法
塚脇 (テクニカルセールスユニット責任者)
ガス・電気・水道と、ライフラインに関わる主要な国家資格を網羅するマルチエンジニア。現在はテクニカルセールスユニットの責任者として、現場で培った多角的な視点を活かし、技術と営業の橋渡し役を担う。
保有資格: 液化石油ガス設備士、第二種販売主任者、製造保安責任者(丙種化学)、ガス機器設置スペシャリスト(GSS)、第二種内管工事士・活管工事、ガス可とう管接続工事監督者、簡易ガス登録調査員、第二種電気工事士、給水装置工事主任技術者、石綿作業主任者
目次
エコキュートに替えて大丈夫?

「エコキュートはおすすめしない」というネットの評判などを目にして、交換を迷っている方もいらっしゃると思います。
たしかに費用面や使い勝手についての注意点はいくつかありますが、長期保証の活用や日頃の工夫によって、十分にカバーできる範囲のものがほとんどです。
国の補助金対象にもなっている省エネ性能の高さも含め、メリットと注意点の両方を把握したうえで、ご自身の暮らしに合うかどうかを判断してみてください。
4つの注意点は、事前の備えで対策できる
「おすすめしない」と言われる背景には、主に4つの注意点があります。
- 初期費用の高さ
- 急なお湯切れ
- タンク清掃の手間
- 室外機(ヒートポンプ)の運転音
これらは一見デメリットに思えますが、あらかじめ対策を知っておけば過度に心配する必要はありません。
まず初期費用の高さですが、導入時に工事や製品に対する「10年間の長期保証」を付けておくことで、万が一の故障による突発的な修理費の不安を大きく減らせます。
手厚い施工店では工事代金込みで10年保証を用意しており、期間中の修理費用をカバーできるケースが多いです。
次に湯切れについてです。
エコキュートはご家庭のお湯の使用量を学習して沸き上げを行いますが、タンク式のため、急にいつもより多くお湯を使うと湯切れする可能性があります。
お湯をたくさん使うと分かっている日は、早めに沸き増しスイッチを押しておくといった対処法があります。
また、タンク清掃の手間も事前に知っておきたい点です。とはいえ大がかりな作業ではなく、タンク下部の水抜き栓を開けて底にたまった沈殿物を流す程度の作業です。頻度や手順は、お使いの機種の取扱説明書に沿って行ってください。
最後に、室外機(ヒートポンプ)の運転音です。
エコキュートは電気代の安い深夜にお湯を沸かすため、寝室や隣家の近くに置くと音が気になってしまうことがあります。
ただ、これも寝室から離れた位置や、音が反響しにくい場所を選んで設置することで、音の影響を抑えやすくなります。
こうした注意点はありますが、すべてを一人で抱え込む必要はありません。ご自宅の設置環境や暮らし方に合った対策をひとつずつ確認していけば、十分に対策できる場合がほとんどです。
なお、今は壊れていないけれど交換を検討している場合と、実際にお湯が出なくて困っている場合とでは、必要な情報が違います。
もし今お湯が出ずにお困りなら、原因と今すぐできる対処法をまとめた記事もあわせてご覧ください。
エコキュートのお湯が出ない!60年の実績を持つプロが教える、原因と今すぐできる対処法
朝シャワーを浴びようとしたら冷たい水しか出ない。 夜帰宅してお風呂を沸かそうとしたらお湯が出ない。 「今日中に直さなきゃ」「業者を呼ぶべき?」と焦る気持ち、よく分かります。 でも、安心してください。 お湯が出ない原因の多くは、湯切れや止水栓の閉栓など、自分で対処できるものです。 エコキュー
光熱費は「安くなる」より「ガス代が電気代に変わる」と捉える
今ガス給湯器を使っている方がエコキュートに替える場合、給湯にかかる費用がガス代から電気代へと移ります。
すでにエコキュートをお使いの方が入れ替える場合は、同じ電気のまま機器が新しくなる形です。
エコキュートは、エアコンなどと同じ「ヒートポンプ」という技術を利用しています。
大気の熱を吸収して圧縮し、その熱を水に伝えてお湯を沸かすため、少ない電力で効率よく熱を生み出せるのが特徴です。
給湯は家庭のエネルギー消費の約3割を占めるため、その高い省エネ性能が国からも評価され、手厚い補助金の対象になっています。
ただし、「ガスをやめれば誰でも必ず光熱費が安くなる」とは言い切れません。
ご契約の電気料金プランやお湯の使い方によって結果は変わるため、トータルの光熱費が下がるというよりは、「光熱費の内訳がガスから電気に変わる」と捉えておくのが正確です。
なお、光熱費以外の大きなメリットとして、非常時の備えになる点も挙げられます。
非常用水栓が付いた機種であれば、停電時でもタンクにお湯がある限り設定温度でお湯が使え、断水時にはタンク内の湯水を生活用水として取り出すことができます(飲用は不可。機種によって対応が変わります)。
工事費込みの総額と使える補助金はいくら?

エコキュートへの交換費用は、工事費込みで約41万円から58万円が相場です。
国の補助金制度を活用することで費用負担をさらに抑えられる場合があり、実際の総額は選ぶ「タイプ」とご自宅の「設置環境」によって動きます。まずは、タイプごとの相場から見ていきましょう。
タイプによって価格帯は10万円以上変わる
工事費込みの価格帯は、選ぶタイプによって次のように幅があります。
| タイプ | 価格帯(工事費込み) |
|---|---|
| 標準タイプ | 約41万〜51万円 |
| 高圧力タイプ | 約42万〜55万円 |
| 薄型スリムタイプ | 約44万〜58万円 |
この価格には、本体だけでなく交換に必要な基本工事がすべて含まれています。
撤去・処分費用が後から別料金として追加されることはありません。
- 本体一式(ヒートポンプユニット+貯湯タンク+リモコン)
- 既存給湯器の撤去・処分
- 設置工事(配管接続・電気工事・基礎設置調整含む)
- 試運転・動作確認・安全点検
- メーカー保証+工事保証
※選ぶ機種や既存の給湯器の種類、ご自宅の設置環境によって必要な追加工事が変わるため、正確な金額は現地確認で確定します。
補助金は最大12万円が目安
2026年9月時点の現行制度である「給湯省エネ2026事業」(住宅省エネ2026キャンペーンの一事業)では、国の省エネ基準を満たすエコキュートに1台あたり7万円、より高い性能要件を満たす機種には10万円の補助が設定されています。
さらに、既存の電気温水器を撤去してエコキュートに替える場合は2万円が加算され、最大12万円/台が目安です。ガス給湯器や石油給湯器からの交換には撤去加算がないため、7万〜10万円が目安になります。
これに加えて、一部の電力会社や自治体で独自の助成制度を設けている地域もあります。支給額や対象条件は地域ごとに異なるため、事前の確認が必要です。
ただし、補助金を利用する際は次の3つの要件を満たす必要があります。
- 対象機種を選ぶこと:国の基準を満たした省エネ性能を備えている必要があります。
- 契約・着工前に申請すること:工事後の遡り申請は認められません。
- 登録事業者を通じて申請すること:お客様個人での申請ではなく、国に登録された事業者が手続きを行います(QTO JAPANも登録事業者です)。
制度名や金額は年度・予算枠によって変動するため、お見積もりの段階で対象機種の判定や申請手続きについて事業者に相談しておくのが確実です。
エコキュートはどうやって選ぶ?

エコキュート選びは、「機種のタイプ」「タンク容量」「設置位置」という3つのステップで進めます。
あわせて、ご自宅の状況によって工事費がどう動くのか、見積りのポイントも整理しました。
タイプは設置環境に合わせ、容量・設置位置は現地確認で決める
エコキュートには、主に「標準タイプ」「高圧力タイプ」「薄型スリムタイプ」の3つがあります。
選ぶ基準となるのは、主に「設置スペースの広さ」と「給湯圧力(シャワーの勢い)」です。
- 標準タイプ:十分な設置スペースがあり、標準的な水圧で十分なご家庭向け
- 高圧力タイプ:2階以上にお風呂がある場合や、シャワーの水圧を重視したいご家庭向け
- 薄型スリムタイプ:隣家とのすき間が狭いなど、設置スペースに制限があるご家庭向け
ご自宅の敷地条件や生活スタイルに合わせて、まずはこの3つからベースを選びます。
貯湯タンクの容量は、ご家族の人数とお湯の使い方でおおよその目安が決まります。
メーカー各社の目安では、3〜5人家族なら370L、4〜7人家族やシャワーをよく使うご家庭なら460Lが標準とされています。
ただし、深夜までの使用パターンや設置場所の寸法によって最終的な機種を絞り込むため、現地確認の際に最適な機種をご提案します。
3つ目のステップが、室外機(ヒートポンプユニット)の設置位置です。
深夜に静かに沸き上げるため、寝室の近くや隣家の窓際、音が反響しやすい狭い壁際などは避けて配置します。敷地のどこに置くのがベストかは、現地確認の際に現場目線でアドバイスいたします。
見積りは基礎・配管・搬入経路によって変わる
見積り額が動く現場条件は、主に次の3点です。
- 既存の基礎をそのまま使えるか(新設や補強が必要かどうか)
- 配管の位置や状態(既存配管を流用できるか、引き直しが必要か)
- 貯湯タンクの搬入経路(狭小通路や段差の有無)
特にガスや石油の給湯器から初めてエコキュートに替える場合は、貯湯タンクの設置スペースや専用の200V電源の配線、配管の引き直しが必要になります。
既存の設備をどこまで活かせるかで工事内容が変わるため、お電話口の概算だけでなく、現地を実際に確認したうえで正確なお見積もりをお出ししています。
工事日数とお湯が使えない期間はどうなる?
給湯器の交換で最も気になるのが、「何日工事がかかるのか」「お湯が使えない期間があるのか」という点ではないでしょうか。
実は、交換工事そのものは通常半日〜1日程度で完了し、基本的にはその日の夜からお湯が使えます(設置環境により多少前後する場合があります)。
今お湯が出ているかどうかによって工事までの過ごし方が分かれますので、状況別にご説明します。
工事自体は半日〜1日で完了
まだお湯が出ている状態での交換(予防交換)なら、普段通りの生活を送りながら工事日を迎えられます。お湯が止まるのは、作業を行っている半日〜数時間の間だけです。
ご相談から工事完了までの流れは、以下の4ステップで進みます。
- ご相談(無料):現在のお困りごとやご希望を専門スタッフが丁寧にヒアリングします。
- 現地確認・お見積もり:設置場所や配管、基礎、電源を確認し、明確な見積書を作成します。
- 交換工事:基礎調整や電気配線、配管接続を行い、有資格者が半日〜1日で丁寧に施工します。
- お引渡し・お支払い:試運転を行い、リモコンの使い方をわかりやすく説明したうえで精算となります。
工事が完了したその日の夜から、新しいエコキュートで安心してお風呂に入っていただけます。
初期費用を抑えたいならサブスクで始められる

エコキュートの導入方法は、大きく「買って使う(購入)」か、「買わずに使う(サブスク)」かに分かれます。
購入する場合は、一括払いのほかに分けて払う方法もあります。
一方、買わずに使うサブスクであれば、初期費用0円で毎月定額で使えるため、40万〜50万円台のまとまった出費を用意する必要がありません。
手元の現金を残しておきたい方や、急な出費を避けたい方にとっては無理のない始め方ですが、10年間の長期契約になるため、条件をしっかり理解した上で選ぶことが大切です。
本体代も工事費も月額料金に含まれる
QTOサブスク+は初期費用0円で始められ、以下の内容がすべて月額料金に含まれます。
- エコキュート本体(新品)
- 標準設置工事費
- 既存給湯器の撤去処分費
- 試運転
- 10年間の修理保証
月額は1〜3年目が3,670円〜、4〜10年目が5,990円〜(いずれも税込)で始めることが可能です。 ※選ぶ機種や補助金・キャンペーンの適用状況によって実際の月額料金は変動します。
契約期間中は10年保証で修理費もかかりません。 ※修理金額上限があります。
ただし、修理保証は通常使用による故障が対象で、天災(地震・台風・落雷等)や誤使用による故障は対象外となります。また、お支払いはクレジットカード払いのみとなります。
審査に通り本人所有の物件なら申し込める
サブスクをご利用いただくには、主に以下の条件を満たす必要があります。
- 設置場所が申込者ご本人の所有物件であること(賃貸住宅は対象外)
- 既存の配管設備が通っている住居であること
- クレジットカード決済および本人確認(eKYC)が可能であること
長く安心して使っていただくための契約となるため、事前に確認しておきたいポイントもあります。
- 契約期間:10年間の定額リース契約です(満了後は買取や再リースを選べます)
- 中途解約:原則として長期継続利用を前提としているため、解約時は規定の精算が発生します
なお、もしご自宅の状況や条件によってサブスクに合わない場合でも、通常通り購入して交換する選択肢があります。ご家庭に合わせた無理のない方法を選べます。
サブスクの詳細な仕様や機種ごとの月額、お申し込みの流れについては、公式サービスページをご覧ください。
エコキュートの定額サブスクならQTOサブスク+|キャンペーン、補助金で月額3,670円〜・初期費用0円・10年保証
「エコキュートが故障してお湯が出ない…」そんな方に。QTOサブスク+なら初期費用0円・月々3,000円台から大手メーカーの新品エコキュートが導入可能。10年保証・工事費込み・国の補助金活用にも対応。まずはLINEで無料見積もりを。
まとめ:まずは無料相談で、わが家に合う選択肢を整理しよう
- 注意点は保証や事前の備え方を知ればしっかりカバーできる
- 工事費込みの目安は約41万〜58万円。補助金で最大12万円下がる場合あり(申請は契約前)
- 自宅に合うタイプや容量をもとに、最終的な見積りは現地確認で決まる
- 工事は半日〜1日で完了。故障でお困りの際も仮設給湯器ですぐにお湯を確保できる
- 初期費用0円で始められるサブスクという選択肢もある
どのタイプが合うか、工事費込みでいくらになるか、そして補助金やサブスクが使えるかは、ご自宅の現地を見て初めて正確にわかります。
ネットの情報を一人で調べ続けて迷ってしまう前に、まずはフリーダイヤルやLINEのお問い合わせをご活用ください。
QTO JAPANでは、東海・関東・東北エリアで年間5,000件以上の施工実績があり、自社の有資格者が丁寧にご相談に対応しています。
お問い合わせやお見積もりはもちろん無料です。24時間365日いつでも受け付けていますので、「まずは話だけ聞いてみたい」「わが家に合う選択肢を知りたい」という段階でも、お気軽にお問い合わせください。
買って交換するか、サブスクで手軽に始めるか。ご自宅に合った選択肢をプロと一緒に整理してみてはいかがでしょうか。
