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パナソニック エコキュートのエラーコード|自分でできる対処と業者を呼ぶ目安

エコキュートのリモコンに見慣れないエラーコードが突然表示されると、「故障かな?」「自分で直せるのかな、それとも業者を呼ぶべき?」と不安になりますよね。

本記事は、年間5,000件以上の施工実績を持つQTO JAPANの現場知見と、ガス機器設置スペシャリスト(GSS)や第二種電気工事士などの資格を持つスタッフの知見をもとにまとめました。パナソニック製エコキュートのエラーコード別に、「自分で対処できる範囲」をお伝えします。

なお、本記事の対象はパナソニックのエコキュート(電気ヒートポンプ式給湯器)のみです。エラーコードが表示されていない場合や、お湯が出ない症状全般については以下の記事も参照してください。

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この記事でわかること
    • U・H・Fのコード系統の違いと読み取り方
    • Uコードで自分でできることと、やってはいけないこと
    • H・Fコードが出たときに機器内部を触ってはいけない理由
    • リセットしても再表示されたときの判断基準
    • 修理と交換、どちらを選ぶべきかの目安
この記事を書いた人
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塚脇 (テクニカルセールスユニット責任者)

ガス・電気・水道と、ライフラインに関わる主要な国家資格を網羅するマルチエンジニア。現在はテクニカルセールスユニットの責任者として、現場で培った多角的な視点を活かし、技術と営業の橋渡し役を担う。

保有資格: 液化石油ガス設備士、第二種販売主任者、製造保安責任者(丙種化学)、ガス機器設置スペシャリスト(GSS)、第二種内管工事士・活管工事、ガス可とう管接続工事監督者、簡易ガス登録調査員、第二種電気工事士、給水装置工事主任技術者、石綿作業主任者

目次

エラーコードが突然出た!まず確認すべき4つの手順

階段状に並んだ『step1』から『step4』の木製ブロックと、それぞれを指し示すカラフルな矢印

エラーが出ると、つい焦ってコードの意味を調べたくなりますよね。でもその前に、まずは「安全確認」と「一時的なエラーかどうかの振り分け」から始めましょう。この順番がとても大切です。

リモコンに表示されたアルファベットと数字をメモする

まず、リモコン(メインリモコンや浴室リモコン)に表示されているアルファベットと数字の組み合わせ(例:U22、H94)をスマートフォンで写真に撮るか、メモに書き留めてみてください。エラーコードと機種の型番が分かると、この後の対処判断や業者への連絡が格段にスムーズになります。型番は本体側面またはリモコン周辺のシールで確認できます。

慌てていると、ついコードを確認せずにリセットしてしまいがちです。いざ業者に電話したときに「何のコードが出ていたか分からない」とならないよう、まずは表示内容を記録しましょう。

本体周辺で水漏れや異臭、煙が発生していないか確認する

本体周辺や配管に水漏れがないか、ガス臭や煙が発生していないかを確認してください。もし異常が確認できた場合は、エコキュートの電源ブレーカーをすぐに切り、その場所から離れましょう。

エラーコードに気を取られて安全確認を後回しにしがちですが、水漏れや異臭がある状態でのリセット操作は危険です。異常があった場合は無理をせず、修理業者またはQTO JAPANへご連絡ください。

近隣で断水や一時的な停電が起きていないか確認する

近隣で断水や一時的な停電が発生している場合にも、エコキュートにエラーコードが出ることがあります。台所など他の水道や照明が正常に使えるかを確認してみてください。もし外的要因が原因であれば、復旧後にリセットするだけで解決する場合があります。

「機器の故障だ」と思い込んで業者に連絡したものの、実は断水だったというケースは現場でも少なくありません。この確認を挟むことで、不要な出費を防げるかもしれません。

安全を確認できたら漏電遮断器でリセットを試す

安全確認が終わったら、次の手順でリセットを試してみましょう。

  1. 貯湯タンクユニット前面にある漏電遮断器(ブレーカー)を「切(OFF)」にする
  2. ヒートポンプのファンが回っていないことを確認し、1〜3分ほどそのまま待つ
  3. ブレーカーを再度「入(ON)」に戻す
  4. リモコンでエラーコードが消えているか確認する

なお、エラーコードの種類によっては、リモコンの「決定」または「確定」ボタンを押すと表示が消える場合もあります。

リセット直後は表示が消えたように見えても、数分後に再表示されることがあります。しばらく様子を見てコードが再表示されなければ、一時的なエラーだったと考えられます。もし再表示された場合は、次のセクションで表示されているコードを確認していきましょう。

パナソニック エコキュートのエラーコード一覧

パナソニックのエコキュートのエラーコードは、先頭のアルファベットによってU・H・Fの3系統に分かれています。この系統の違いが「自分で対処できるか、業者が必要か」の大きな判断基準になります。

  • U系統:給湯・湯量関連の異常。ご自身で対処できる可能性があるコード
  • H系統:加熱システム・ヒートポンプ関連の故障。業者による対応が必要
  • F系統:冷媒・制御系の異常。業者による対応が必要

主要なエラーコードを以下の表にまとめました。

コード 異常内容 系統 対応主体
U22 断水検知 / 自動お湯はり時に注湯量が1ℓ/分以下 U系統 ご自身で(元栓確認など)
U51 浴槽の栓が抜けている可能性 / ふろポンプ系異常 U系統 ご自身で(栓の確認)
U53 浴そう満水検知 / 設定水位を超えてお湯が溜まった U系統 ご自身で(水位設定・清掃)
U54 初回残水検知 / ふろ試運転時に浴槽の残水を検知 U系統 ご自身で(浴槽を空にして再試運転)
U55 浴槽未排水検知 / 3日間浴槽にお湯が入ったまま U系統 ご自身で(排水して再操作)
U61 湯切れ検知 / 貯湯タンク内にお湯がない U系統 ご自身で(沸き増し)
H94 貯湯ユニット〜ヒートポンプユニット間の循環異常 H系統 業者へ相談
F12 ヒートポンプユニット内の冷媒圧力スイッチ系の異常 F系統 業者へ相談
F19 ヒートポンプユニット系統の異常 F系統 業者へ相談

注意:機種・シリーズによってコードの意味が異なる場合があります(特にU55は機種固有の条件があります)。表示内容が一致しない場合は、お使いの機種の取扱説明書またはパナソニックの公式サポートページで確認してください。

よく出るU系統のエラーコードの原因は?自分でできる対処法

カラフルな木製ブロックで表現された『原因と対策』の文字

ここでは、代表的なU系統のエラーコードと対処手順を紹介します。

U22は断水検知。断水状況と給水元栓を確認する

U22は、自動お湯はりの際に十分な量のお湯が出ていないときに表示されるコードです。まずは断水していないか、給水元栓が閉まっていないかを確認してください。

断水中の場合は復旧を待ち、給水元栓が閉まっている場合は開けてから、再度「ふろ自動」を操作します。それでも改善しない場合は、QTO JAPANへご相談ください。

U51は排水栓の閉め忘れ。浴槽の栓を確認して再操作する

U51は、お風呂の自動お湯はり中に、浴槽へのお湯の量が基準値を下回ったときに出るコードです。最も多い原因は、シンプルに「浴槽の排水栓が閉まっていないこと」です。ふろフロースイッチやふろポンプの作動不良でも発生することがあります。

対処手順
  1. 浴槽の排水栓をしっかり閉める
  2. 再度「ふろ自動」を操作する
  3. 改善しない場合は、ふろ配管の長さ・径を確認する
  4. それでも解決しない場合は、ふろフロースイッチやふろポンプの異常が考えられるため、業者へ相談する

U53は満水検知。循環アダプターのフィルター清掃と水位設定を見直す

U53は、自動運転中に浴槽の設定水位を超えてお湯が溜まり、あふれそうな状態を検知したときに表示されます。浴槽に残り湯がある状態で「ふろ自動」を押してしまった場合や、循環口(アダプター)のフィルターにゴミが詰まって水位センサーが誤検知した場合にも発生します。

浴槽の壁についている循環口(アダプター)のフィルター周辺に髪の毛などが詰まると、正確な水位を検知できなくなることがあります。そのため、まずは以下の手順で清掃や確認を試してみてください。

対処手順
  1. 浴槽に残り湯がある場合は、一度すべて排水し、浴槽を空にしてから栓をする
  2. リモコンの「ふろ水位設定」が高すぎないか確認し、浴槽容量に合った水位に調整する
  3. 循環口(アダプター)のフィルターを取り外し、髪の毛やゴミを取り除いて清掃する
  4. 上記で解決しない場合は、漏電遮断器(ブレーカー)を「切」にして数分待ってから再度「入」に戻す
  5. それでも改善しない場合は、水位センサー異常・ふろ配管エア噛み・ふろ注湯弁異常の可能性があるため業者へ依頼する

U54は残水検知。浴槽の水をすべて抜いてから再度お湯はりを試す

U54は、ふろ試運転(初回設定)時に浴槽の残水が検知されたときに表示されます。水位設定ができていない状態でお湯はりを試みた場合に出やすいコードです。

対処手順
  1. 浴槽を一度すべて空にしてから栓をする
  2. 再度「ふろ自動」または試運転操作を行う
  3. 改善しない場合は業者へ相談する

U55は浴槽未排水。ただし機種で条件が異なるため取扱説明書を確認する

U55は、3日間浴槽にお湯(水)が入ったまま排水されていない状態(浴槽未排水)を検知した場合に表示されるコードです。お湯(水)を抜いて栓を閉めてから再度操作してみてください。

ただし、U55は機種・シリーズ(一部のHH/HEシリーズ等)によって発生条件が異なる場合があります。表示内容が一致しない場合は、お使いの機種の取扱説明書またはパナソニックの公式サポートページで内容を確認してください。型番はリモコン周辺のシールまたは本体側面のラベルで確認できます。

U61は湯切れ検知。リモコンの「沸き増し」を押して数時間待つ

U61は、お風呂にお湯をはろうとした際に、貯湯タンク内の残湯量が不足している(または空)と判断されたときに表示されます。来客などでいつもより多くお湯を使った後や、冬季に使用量が増えてタンクが空になった場合に発生しやすいコードです。

対処手順
  1. リモコンの「沸き増し」ボタンを押す
  2. お湯が十分に沸くまで数時間待つ
  3. リモコンの「決定」または「確定」ボタンを押してエラー表示を解除する

湯切れを繰り返す場合は、タンク設定容量や「おまかせ節電」などの設定を見直してみてください。ご家族の人数や使用量に合ったタンク容量かどうかも、あわせて確認することをおすすめします。

H系統・F系統のエラーコードは自分で直せない?機器内部を触ると危険な理由

もしコード一覧でH・Fコードが表示されていた場合は、ご自身での対処は行わないでください。

「なんとか自分で直せないか」と思うかもしれませんが、ここではなぜ機器内部を自分で触ってはいけないのかを、専門家の立場からお伝えします。

ヒートポンプや冷媒システムなど専門的な部品が故障しているため

H・Fコードが表示された場合、ヒートポンプユニットや冷媒システム、制御基板など、専門的な部品に異常が生じているサインです。

  • H94:貯湯ユニット〜ヒートポンプユニット間の循環配管・循環ポンプの異常
  • F12:ヒートポンプユニット内の冷媒圧力スイッチ系の異常
  • F19:ヒートポンプユニット系統の異常

これらはいずれも専門的な点検が必要な異常です。リセット以外の操作や分解は行わず、まずはQTO JAPANへご相談ください。

冬季にお湯が出ない場合の対処については、以下の記事でも詳しく解説しています。

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パナソニックのエコキュートでお湯が出ない!原因と今すぐできる対処法

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知識のない分解は感電や冷媒ガス漏れ、破裂事故のリスクがあるため

知識のない状態で機器内部を分解しないでください。主なリスクは次の2点です。

  • 感電事故の危険性:エコキュートは高電圧で動作するため、内部に触れると感電する恐れがあります。
  • 爆発・破裂の危険性:ヒートポンプ内に封入された高圧の冷媒ガス(CO₂)が漏れると、爆発や破裂事故の原因になります。

エラー表示が消えない場合はどうする?業者を呼ぶ判断と交換の目安

左右を示す『←』と『→』の矢印が描かれた木製ブロックの間に置かれた、進路や選択に迷う木製の人形

対処してもコードが消えない場合や、修理と交換で迷っている場合の判断基準をまとめました。

リセットしても再表示される場合は部品故障のサイン

対処をしてリセットしたにもかかわらず、同じコードが複数回再表示される場合は、センサーや制御基板などの部品が劣化・故障している可能性があります。一時的なエラーはリセットで解消されますが、部品故障が原因の場合はリセットしても短時間で再表示されてしまいます。

このような状況になったら、QTO JAPANへご相談ください。エラーコードと型番をお伝えいただければ、有資格者が状況を確認し、修理か交換かを含めてご案内します。

保証期間内でメーカー対応をご希望の場合は、パナソニック修理ご相談窓口もご利用いただけます。

修理と交換で迷ったら「使用開始から10年前後」と「修理費が交換費の半額」で判断する

業者に連絡する際、修理にするか交換にするか迷う場面もあるはずです。

ここでは判断に使える目安を2つ紹介します。

使用開始から10年前後が経過している場合

エコキュートは、使用開始から10年を超えると経年劣化による不具合が起こりやすくなり、部品の在庫状況によっては修理が難しい場合もあります。

修理費用が本体交換費の半額以上になる場合
パナソニックのエコキュート修理費の相場は約5,000円〜10万円前後です。
具体的には、以下のような費用がかかります。
  • センサー(サーミスタ)交換:1.5万〜3万円程度
  • 混合弁の交換:2万〜4万円程度
  • 基板・冷媒回路等の主要パーツ:10万円を超えることも

修理費が本体交換費の50%を超える場合、修理を繰り返すよりも交換のほうがトータルコストで有利になりやすいです。

どちらかの目安に当てはまる場合は、修理ではなく交換を検討することをおすすめします。

今回の修理費だけで判断すると、残り寿命の短い機器に高額の修理費を払い続けるリスクがあります。長く安全に使うためのトータルコストで比較してみてください。

エコキュートの交換については、補助金対応・即出湯サービス(仮設給湯器)・まるごと10年保証を提供するQTO JAPANのエコキュート交換サービスもご参照ください。

 

また、エコキュートのお湯が出ない症状全般については以下の記事でも詳しく解説しています。

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まとめ:パナソニック エコキュートのエラーコードごとに次の一手を決めよう

この記事のポイントを確認してから、次の行動を決めてください。

この記事のポイント
  • コード一覧でU・H・Fの系統を確認してから次へ進む
  • Uコードは、コードごとの対処手順を読んで行動する
  • H・Fコードは機器内部を触らずに業者へ連絡する
  • リセット後に同じコードが再表示されたら、部品故障の可能性を考える
  • 修理か交換かは、使用年数と修理費の2つの目安で判断する

迷ったときは、エラーコードと型番を控えた上でQTO JAPANへご相談ください。24時間365日対応しており、状況に応じてメーカー対応のご案内も可能です。

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