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給湯器が点火しない時の原因と対処法|3つのチェックと業者の選び方

給湯器が点火せず、お湯が使えない。

朝シャワーを浴びようとしたら水しか出ない、冬場に急に給湯が止まってお風呂にも入れない。

こうした状況に直面すると、「どこが悪いのか」「自分で何とかできるのか」と焦りますよね。

まず、ガス臭い・焦げ臭い・異常音がする場合は、直ちに使用を停止してください。

ガス供給を遮断し、窓を開けて換気した上で、専門業者に連絡します。

異常がなければ、原因を順番にチェックしていきましょう。

多くの場合、自分でも原因を特定でき、簡単なリセット操作で直ることもあります。

ただし、10年以上使用している給湯器は、修理より交換を検討すべきタイミングかもしれません。

この記事では、安全に確認できる順番で原因を特定する方法と、業者に相談すべき判断基準まで解説します。

この記事でわかること
  • 自分でできる原因チェックの順番と方法
  • エラーコード別の原因と安全なリセット方法
  • 状況別の火がつかない原因と対処
  • 本体故障の見極めと修理/交換の判断基準
  • 業者選びのポイント
この記事を書いた人
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塚脇 (テクニカルセールスユニット責任者)

ガス・電気・水道と、ライフラインに関わる主要な国家資格を網羅するマルチエンジニア。現在はテクニカルセールスユニットの責任者として、現場で培った多角的な視点を活かし、技術と営業の橋渡し役を担う。

保有資格: 液化石油ガス設備士、第二種販売主任者、製造保安責任者(丙種化学)、ガス機器設置スペシャリスト(GSS)、第二種内管工事士・活管工事、ガス可とう管接続工事監督者、簡易ガス登録調査員、第二種電気工事士、給水装置工事主任技術者、石綿作業主任者

まず確認すべき「3つのセルフチェック」

給湯器の火がつかない原因の大半は、ガス・電気・水のどれかに問題があります。

この3つを順番にセルフチェックすれば、多くの場合は原因を特定できるのです。

各項目の確認は「考え方」を理解することが大切で、少しでも不安があれば無理をせず、専門業者に相談してください。

1. ガス供給は止まっていないか?

まず確認したいのが、給湯器にガスが供給されているかどうかです。

キッチンのガスコンロなど給湯器以外のガス機器が使えるか試してみましょう。

他の機器も使えない場合は、ガス供給全体が停止している可能性が高いです。

地震(震度5以上)や長時間使用でマイコンメーターが自動停止することがあります。

メーターの表示ランプが点滅している場合は自動遮断中です。復帰手順は以下の通りです。

  • すべてのガス機器を停止し、火を消し、栓を閉める
  • メーターランプが点滅していることを確認
  • ガスメーターの黒い復帰ボタンをしっかり押し、約3分間待つ
  • ランプが消えればガス供給が再開。換気に注意してガス機器を使用する

給湯器につながるガスの元栓が閉じていないかも確認しましょう。プロパンガスの場合はガス切れの可能性もあります。

メーターに『ガス止』と表示されていれば、ガス臭がしなければ復帰操作を試し、ガス臭がする場合は直ちに販売店へ連絡してください。

2. 電気は来ているか?

ガスの供給を確認したら、次は電気の供給をチェックします。

給湯器のリモコン画面が消えている場合は、電源供給トラブルが疑われます。まずコンセントが緩んでいないか確認し、緩んでいれば差し直しましょう。

マンション等でコンセントが見当たらない場合は、分電盤の専用ブレーカーが落ちていないか確認してください。

分電盤の給湯器用ブレーカーが切れていたらONに戻します。再度落ちる場合は内部異常の可能性があるため、業者に相談してください。

停電復旧時の電圧変動や雷による過電流で漏電ブレーカーが作動し、給湯器回路がOFFになることもあります。

落雷や浸水時は感電防止で自動停止する機種もあるため、天候が落ち着くまで電源の再投入は避けるべきです。

3. 水は出ているか?

ガスと電気の確認が済んだら、最後に水の供給を確認します。

蛇口から水自体が出ない場合は水道の問題が考えられます。自治体の断水情報や家の水道元栓が開いているかを確認しましょう。

冬季に気温が氷点下まで下がると、給湯器内部や配管内の水が凍結してお湯が出なくなることがあります。

特に外気温が-4℃以下になると凍結リスクが飛躍的に高まるのです。

凍結した場合は、無理に運転せず気温上昇による自然解凍を待つのが安全です。

凍った配管に熱湯をかけるのは厳禁で、急な温度変化で配管破裂を招く恐れがあります。

気温が上がって蛇口から水が出始めたら、給湯器本体や周辺配管からの水漏れがないか確認しましょう。

漏水がある場合は配管破損の可能性が高いため、すぐに給水バルブを閉め、業者に修理を依頼します。

エラーコード別|原因とリセット方法

リモコンにエラーコードが表示されている場合、そのコードから原因を特定できます。

代表的なエラーコードとリセット方法を確認しましょう。

代表的なエラーコード一覧表

給湯器のエラーコードは、メーカーや機種によって異なる場合がありますが、主要なコードは共通していることが多いです。

エラーコード 意味 主な原因
111(11) 点火不良 ガス供給停止、点火装置の故障、給排気口詰まり
140 過熱防止装置作動 温度ヒューズ切れ、熱交換器目詰まり、センサー故障
632 ふろ循環異常 循環フィルター詰まり、ポンプ故障
290 ドレン排水異常 中和器故障、配管詰まり・凍結
888(88) 点検時期通知 使用期間10年経過

エラーコードが出た時のリセット手順

エラーコードが表示された場合、一時的な不具合であればリセット操作で解除されることがあります。

まずリモコンで試す

  • リモコンの運転スイッチをOFF
  • 数秒後に運転スイッチをON

復旧しない場合

  • 電源プラグを抜く
  • 10〜30秒待つ
  • 差し直す

ただし、ガス臭がする時は電源プラグの抜き差しは厳禁です。

火花で引火する恐れがあります。

また、エラーコード「140」「290」など安全装置作動を示す場合は、リセットせず専門業者へ連絡してください。

リセット操作を試みてもエラーが消えない、または何度も同じエラーが出る場合は、内部のセンサー故障や電子基板の異常など複合的な原因が考えられます。

繰り返しのリセットは根本解決にならず故障が悪化する恐れがあるため、早めにメーカーまたは信頼できる業者へ相談してください。

【状況別】火がつかない原因と対処法

火がつかない症状は、状況によって原因が異なります。

特定の場所だけ、追い焚きだけ、雨の日だけ、冬場だけなど、特定の条件下での原因と対処法を確認しましょう。

キッチンやシャワーなど特定の場所だけつかない場合

「キッチンの湯は出るが浴室シャワーだけお湯にならない」など、一部の蛇口だけ給湯できない場合、給湯器本体ではなく該当蛇口の混合水栓トラブルが疑われます。

混合栓とは、お湯と水を混合して、1つの蛇口から適温の水を流す水栓です。

特に浴室のシャワー水栓はサーモスタット混合水栓(温度調節機能付き)が使われることが多く、これが故障すると設定温度のお湯を作れず水しか出なくなることがあるのです。

まずストレーナー(ごみ取りフィルター)の清掃を試みます。

それでも改善しない場合、サーモスタットユニットの故障が考えられるため、水道業者または給湯器業者に修理を依頼します。

お風呂の追い焚きだけつかない場合

追い焚き専用のエラー(例: リンナイ632)が表示されることもあり、この場合、浴槽循環口のフィルター詰まりがもっとも頻繁な原因です。

浴槽の循環アダプター(追い焚き吸入口)にはゴミ取りフィルターがあり、これが髪の毛や入浴剤の残留物で目詰まりすると、お湯の循環流量が不足して燃焼できなくなります。

まず給湯器の電源を落として安全を確保し、浴槽の循環アダプターカバーを外して内部のフィルターを取り出します。

付着した髪や汚れを取り除き、必要なら中性洗剤で洗浄して元に戻しましょう。

フィルター掃除は月1回程度の定期実施が推奨されています。

雨の日につかない場合

大雨や台風の後に給湯器が動かない、雨天時だけ着火しづらい、リモコンに点火異常エラーが出る、といったことがあります。

これは気象条件による一時的な不具合の可能性が高いです。

豪雨や暴風雨の際、給湯器の給排気口から内部に雨水が吹き込んだり、高湿度で点火系センサーが湿気ることがあります。

大雨の最中や直後に不着火になった場合、天候の回復を待ってから再度給湯を試みます。

機器内部が濡れていると感電・ショートの恐れがあるため、雨でびしょ濡れの状態ではリセット作業もしない方が安全です。

外壁塗装や台風対策で給湯器にカバーやテープを貼ったまま使用すると、燃焼不良から異常着火事故につながることがあります。

雨対策の養生をした際は、使用前に必ず取り外してください。

冬場につかない場合

気温が低い朝だけお湯が出にくい、真冬にシャワーの温度変化が大きい、など寒い時期特有の不調が現れることがあります。

冬場は水温が低いため給湯温度に達するまで時間がかかり「お湯になかなか切り替わらない」と感じることがあります。

また寒冷地で給湯器自体の能力不足(号数不足)が顕在化しやすいです。

たとえば24号給湯器なら冬でもシャワーと台所同時使用に耐えますが、16号など小容量だと冬季に燃焼フルパワーでも給湯温度が上がりきらない場合があります。

浴室サーモ水栓の場合は給湯器の設定温度を高め(50〜60℃)に一時上げると、寒冷期でも適温が得やすくなります。

本体不具合の可能性と相談の目安

セルフチェックやリセットをしても直らない場合、給湯器本体の不具合が考えられます。

業者に相談すべきタイミングを確認しましょう。

ガスは来ているのに火がつかない時

ガスの供給は確認でき、他のガス機器も正常に動作しているのに給湯器だけ火がつかない場合、給湯器本体内部の故障が疑われます。

主な原因として、以下のような本体内部の故障が考えられます。

  • 点火装置の故障(点火プラグ、火炎検知棒の劣化)
  • 電磁弁の不具合(ガス供給の開閉不良)
  • 制御基板の故障(コンデンサ類の劣化)

これらは給湯器内部の部品故障のため、ユーザー側での対処は難しく、専門業者による診断と修理が必要です。

特に制御基板の故障は複数の症状を引き起こすことがあり、原因の特定には専門的な知識が求められます。

異音・異臭・頻繁なエラーが起こる時

複数の症状が併発している場合は本体故障の可能性が高いです。

たとえば「お湯の温度ムラが増えた」「点火時に以前より大きな音がする」「リモコンにエラーを頻繁に表示する」といった症状は、内部部品の劣化サインです。

ガス臭や焦げ臭い匂いがする場合は、直ちに使用を停止し、ガス供給を遮断してから専門業者に連絡してください。

使用年数が10年以上経過している場合

給湯器本体の標準使用期間は約10年とされ、これを超えると複数部品が一斉に寿命を迎え始め、故障の頻度が高まります。

給湯器メーカー各社は、製造打ち切りから最低10年間は修理用部品を保有すると定めています。

そのため製造から11年以上経過すると、部品在庫がなく修理不能となることが増えます。

使用年数によって、修理と交換のどちらが適切かを判断する目安があります。

  • 10年未満:修理対応して寿命まで使い切る方が経済的
  • 10年以上:部品供給の問題や連鎖故障のリスクがあるため、交換を検討
  • 15年超:故障・事故のリスクが高まるため、安全面からも交換を強く推奨

最新の高効率給湯器(エコジョーズなど)に交換すれば、ガス消費を約15%削減でき、長期的には光熱費の節約にもつながります。

また、10年超の給湯器は突然の故障で生活に支障をきたすリスクが高いため、計画的な交換がおすすめです。

どこの業者に頼むのが正解?業者の選び方

給湯器の修理・交換を依頼する業者は大きく3つ。

それぞれの特徴を理解して、自分の状況に合った業者を選びましょう。

ガス会社に頼む

都市ガスやLPガスの供給元であるガス会社は、地域インフラを担う企業だけに信頼性と安心感が群を抜いています。

普段から利用している会社のため、現在の機種や使用状況を把握した上で適切な後継機を提案してもらえます。大手都市ガス会社は24時間365日受付の窓口を持ち、最短当日対応も可能です。

ただし、費用は割高になる傾向があります。定価に近い価格設定で中間マージンも上乗せされるため、専門業者と比べて数万円以上高くなる例が多いです。

こんな人におすすめ

  • 普段からガス会社との付き合いがある
  • 安心感を重視したい
  • 価格よりも信頼性を優先したい

信頼性や安心感を最優先する方、既にガス会社と契約があり継続的なサポートを求める方に適しています。

メーカーに頼む

リンナイやノーリツなどメーカーに直接連絡すると、純正部品と専門技術による確実な対応が受けられます。

保証期間内(通常1〜2年)なら無料修理の対象です。自社製品を熟知した技術者が対応するため、難易度の高い修理や特殊な機種にも的確に対処できます。

ただし、交換費用は割高で、修理受付は平日昼間が中心です。夜間や休日の緊急出動は難しいため、急ぎの場合は不便に感じることがあります。

こんな人におすすめ

  • 保証期間内で無料修理を受けたい
  • 特定メーカーにこだわりたい
  • 純正部品での修理を希望

保証期間内の故障や、特定メーカーの純正品にこだわる方に適しています。

給湯器専門業者に頼む

給湯器交換専門の業者は、メーカーから製品を大量仕入れすることでガス会社や量販店と比べて大幅に安い価格で提供できます。

実際に数万円以上安くなる例が多く、コストを抑えたい方にとって大きなメリットです。給湯器に特化しているため、各メーカー・各機種の特徴を熟知し、現場に合わせた最適な提案ができます。

年中無休・24時間相談受付で対応が早く、在庫があれば最短即日で工事完了も可能です。

ただし、中には価格だけを強調しながら施工が粗い業者も混在します。会社の実績や保証内容、技術力を確認して、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

こんな人におすすめ

  • コストを抑えたい
  • すぐに対応してほしい
  • 機種選択の自由度を重視したい

価格を抑えたい方や、迅速な対応を求める方、複数メーカーから自由に選びたい方に適しています。

私たちQTO JAPANも、東海3県(愛知・岐阜・三重)を中心に給湯器の交換・修理を行っている専門業者です。

創業60年の総合エネルギー企業「カニエJAPAN株式会社」が運営しており、年間3,000件以上の施工実績があります。

専門業者の価格メリットを活かしながら、大手ガス会社と同等の信頼性と技術力を両立している点が特徴です。

  • 24時間365日対応:夜間や休日でも相談可能
  • 写真で見積もり:LINEやオンラインで簡単見積もり
  • 有資格者による自社施工:全スタッフが資格保有
  • 10年間無料保証:全施工に10年保証を付帯
  • 価格の透明性:コミコミ価格で追加費用なし
  • 多様な支払い方法:クレジット、コンビニ、後払い、レンタルプランも対応

専門業者選びで迷われている方は、お気軽にご相談ください。

まとめ:原因を特定して、適切な対処を

給湯器が点火しない原因の大半は、ガス・電気・水のいずれかに問題があります。

この記事のポイント
  • ガス・電気・水を順番にチェックすれば原因を特定できる
  • エラーコードからリセット方法がわかる
  • 状況別(場所、追い焚き、雨天、冬場)で原因が異なる
  • 10年以上経過した給湯器は交換を検討すべき

ガス・電気・水の3つを順番に確認すれば、多くのトラブルは自分で原因を見極められます。

エラーコードが表示されている場合は、その意味を理解した上で安全なリセット方法を試しましょう。

給湯器の寿命は約10年です。それを超えて使用している場合、修理してもすぐに別の箇所が故障するリスクがあり、部品供給も終了していく可能性が高まります。

10年を超えた給湯器は、安全のためにも交換を視野に入れることをおすすめします。

QTO JAPANは東海3県で年間3,000件以上の給湯器交換実績を持ち、24時間365日相談受付、写真での見積もり、10年間無料保証を提供しています。

給湯器のトラブルでお困りの際は、お気軽にご相談ください。

QTO JAPANの強み
  • 60年の実績、年間3,000件以上の施工実績
  • 仮設給湯器サービスで、修理・交換中もお湯が使える
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