東芝 給湯器 お湯が出ない原因は?自分で試せる対処法と業者依頼の判断基準
朝、シャワーを浴びようと蛇口をひねったのに、お湯が出ない。
冬場の入浴時に給湯器が動かなくなる。
東芝のエコキュートでそんなトラブルに直面していませんか?
実は、お湯が出ないトラブルの多くは、タンクの湯切れ、給水ストレーナーの詰まり、配管の凍結など、自分で対処できる原因がほとんどなのです。
エラーコードを確認すれば、どこに問題があるかも素早く判断できます。
この記事では、東芝製給湯器でお湯が出ない原因と対処法を、症状別に分かりやすく解説します。
自分で試せる対処法から、業者に依頼すべきタイミング、修理と交換の判断基準まで、現場経験をもとに実践的な情報をお届けします。
- お湯が出ない原因と自分でできる対処法
- 東芝エラーコードの意味と対応
- 業者に依頼すべきタイミング
- 修理と交換の判断基準
- 東芝事業撤退後の修理費用相場
創業60年・年間3,000件の施工実績を持つQTO JAPANが、東海3県での豊富な対応経験をもとに解説します。
塚脇 (テクニカルセールスユニット責任者)
ガス・電気・水道と、ライフラインに関わる主要な国家資格を網羅するマルチエンジニア。現在はテクニカルセールスユニットの責任者として、現場で培った多角的な視点を活かし、技術と営業の橋渡し役を担う。
保有資格: 液化石油ガス設備士、第二種販売主任者、製造保安責任者(丙種化学)、ガス機器設置スペシャリスト(GSS)、第二種内管工事士・活管工事、ガス可とう管接続工事監督者、簡易ガス登録調査員、第二種電気工事士、給水装置工事主任技術者、石綿作業主任者
目次
東芝エコキュートでお湯が出ない原因は?

お湯が出ない原因は、大きく分けて5つあります。
まずは自分の状況に当てはまるものがないか確認してみましょう。
多くの場合、簡単な操作や確認で解決できるかもしれません。
タンク湯切れで朝にお湯が出なくなっている
エコキュートは貯湯タンク内のお湯を使う仕組みです。
一度に大量のお湯を使うと「湯切れ」を起こします。
来客が重なった日や、いつもより長くお風呂に入った翌朝など、普段より多くお湯を使った後に起こりやすいトラブルです。
【湯切れの見分け方】
リモコンのタンク残量表示が「空」になっている、またはU:22エラー(残湯切れ警報)が表示されていれば、湯切れの可能性が高いです。
水は出るのにお湯だけ出ない場合も、湯切れを疑ってください。
リモコンの「沸き増し」または「満タン」ボタンを押して、追加でお湯を沸かします。
ただし、沸き増しにはある程度の時間がかかる点に注意が必要です。
シャワー1人分(約100L)なら30分程度、浴槽1杯分(約200L)なら約4時間が目安となります。
エコキュートは1時間で約100リットルの42℃相当のお湯を追加で沸かせますが、季節によって90~130L程度と変動します。
【日中の沸き増しは電気代に注意】
多くのエコキュートは夜間にお湯を沸かす設定です。
昼間の電気代単価は高いため、急ぎでなければ深夜まで待ってから操作すると電気代を抑えられます。
夜間電力契約を活用している場合、昼間に沸かすと割高な料金が適用されるため注意してください。
【湯切れを起こしやすい場面】
- 急激な使用量増加:普段よりも多くのお湯を短時間で使う
- 朝風呂の習慣:朝に入浴すると、夕方まで補充されず湯切れしやすい
- タンク容量不足:家族人数に対してタンク容量が小さい場合
- メンテナンス不足:タンク内の汚れで効率が落ちる
- 水漏れ:配管やタンクからの漏れでタンク内のお湯が減る
湯切れは故障ではなく、使用量とタンク容量のバランスの問題です。
頻繁に湯切れが起こる場合は、沸き増し予約設定の見直しや、タンク容量の大きい機種への交換も検討しましょう。
給水ストレーナーの目詰まりで水量が弱い
給水ストレーナーは、給水配管から貯湯タンクに水を送る際にゴミや異物が混入しないよう設けられた小さなフィルター部分です。
貯湯タンク入口にあり、水道水のサビや砂など異物を捕捉しています。
【目詰まりの症状】
- 蛇口をひねってもチョロチョロとしかお湯が出ない
- お風呂の湯はりに通常より時間がかかる・途中で止まる
- リモコンにエラー表示(給水不足や湯張り未完了など)が出る
お湯も水も出なくなった場合は断水や凍結の可能性もありますが、お湯だけ出ない場合はストレーナー詰まりを疑ってください。
【清掃手順】
給水ストレーナーの掃除は、定期的に行うことが推奨されています。
以下の手順で清掃できます。
- 電源を切る:作業前にエコキュートの漏電遮断器をOFFにし、安全を確保します
- 脚部カバーを外す:給水ストレーナーが内部にある場合、本体下部の脚部カバーを取り外します
- 給水専用止水栓を閉じる:タンクへの給水を止めます。閉め忘れると水が噴き出す恐れがあるので注意してください
- 逃し弁を開ける:給水配管内の圧力を逃がすため、操作窓を開けて逃し弁レバーを手前に起こします
- ストレーナーを取り外す:配管接続部にあるストレーナー(フィルター)をゆっくり取り外します
- フィルターの清掃:取り外したストレーナーに付着したゴミや汚れを水洗いし、古い歯ブラシなど柔らかいブラシで丁寧に汚れをこすり落とします
- 十分に乾燥させる:洗浄後はストレーナーを布で拭いてよく乾燥させます
- ストレーナーを取り付ける:フィルターが完全に乾いたら元の位置に確実に取り付け、緩みがないようにしっかり締め付けます
- 逃し弁を閉じる:開放していた逃し弁を元の位置に戻します
- 止水栓を開放する:最初に閉めた給水専用止水栓をゆっくり開け、エコキュートへ再び給水します
- 通水テスト:蛇口からお湯を出してみて、水量やお湯の出方が正常に戻ったか確認します
- 古い歯ブラシや小さな隙間ブラシ(ゴミを除去するため)
- バケツ・雑巾(水洗いやこぼれた水の拭き取り用)
- プライヤー/レンチ(ストレーナーのキャップが硬く閉まっている場合)
- 懐中電灯(脚部カバー内部を照らすため)
【清掃頻度】
半年に1回程度のストレーナー清掃が推奨されます。
貯湯タンクの定期水抜き(年2回程度)に合わせて行うと効果的です。
井戸水や古い配管で水質に不純物が多い場合は、2~3ヶ月に一度などこまめな掃除が望ましいでしょう。
冬場の凍結で配管が詰まっている
給湯器やエコキュートの配管が凍結する目安は、外気温が概ね-3℃~-4℃を下回るような寒い日です。
東海地方など比較的温暖な地域でも、放射冷却で明け方に氷点下になると凍結が起こりえます。
【凍結しやすい箇所】
- 屋外で露出している給水・給湯配管
- エコキュート本体につながる給水元栓
- 北側の壁沿いに設置された給湯器
- 風当たりの強い場所に露出している配管
給水元栓(止水弁)は構造上保温しきれない部分があり、他の配管より先に凍結することが多いのです。
【凍結時の症状】
配管や機器内部が凍結すると、蛇口からお湯も水も出なくなることがあります。
リモコンにエラーコード(例:エコキュートの場合「U27」等)が点滅表示されることもあり、お湯張りや追い焚きもできない状態になります。
正しい解凍方法:基本は自然解凍です。
配管や本体が凍結した場合、安全面から推奨される対処は自然に融けるのを待つことです。
日中に日光や気温上昇で氷が溶けるまで待ちます。
自然解凍後に給湯が再開するケースが大半です。
無理に急速解凍しようとして熱湯をかけるのは厳禁です。
凍った金属配管に熱湯をかけると急激な温度変化で配管が破裂・損傷する恐れがあります。
どうしても早くお湯を使いたい場合は、ぬるま湯を使った解凍を試みます。
配管の凍った部分にタオルや布を巻き、その上からゆっくりと40℃前後のぬるま湯をかけて解凍します。
ただし、かけたぬるま湯を放置すると再凍結して逆効果なので、作業後はしっかり水気を拭き取ってください。
ドライヤーの温風を当てる方法もありますが、使用には注意が必要です。
配管から適度に離して低温の温風を当てれば徐々に解凍できますが、至近距離で強熱風を当てると局所的に過熱して配管や樹脂部品を傷める恐れがあります。
【解凍作業の注意点】
- 絶対に火気を使わないこと(バーナーやストーブの直火は厳禁)
- 電気部品には水をかけないこと(ヒートポンプユニットや制御ボックスなど)
- 追い焚き配管やドレン配管(排水管)は樹脂製の場合が多いので、ドライヤーを使わず自然解凍を待つ
メーカー各社のエコキュートには、凍結予防ヒーターと自動ポンプ運転という2つの凍結防止機能が搭載されています。
ヒーターは外気温がおよそ+3℃以下になると自動で給湯器内部を保温し、自動ポンプは追い焚き配管内の残り湯を循環させて凍結を防ぎます。
凍結予防の基本は、エコキュートの電源プラグを抜かず通電しておくことです。
加えて、追い焚き機能付きの場合は浴槽に残り湯を少し張っておく(自動ポンプが循環できるように)ことも効果的です。
さらに厳しい冷え込みが予想される場合は、通水による方法が有効です。
お湯側の蛇口を少し開けて水を細く流し続けておくことで、配管内の水を動かし凍結を防ぎます。
目安として直径4mm程度のチョロチョロ流量(割り箸の太さくらい)で十分効果があります。
長時間家を空ける際は、水抜きをしておくのも有効です。
特にブレーカーを落としたりコンセントを抜いたりしてエコキュートを停止する場合、内部ヒーターが動作せず凍結リスクが高まるため事前に貯湯ユニットと配管内の水を抜いておくことが推奨されています。
混合水栓の故障で特定の蛇口だけ出ない
キッチンや浴室の蛇口に使われる混合水栓(サーモスタット水栓やシングルレバー水栓)は、内部のカートリッジによってお湯と水を混ぜ合わせ設定温度に調節しています。
このカートリッジ部品が故障すると、適切な混合ができなくなりお湯が出ない・温度調節ができないといった不具合が生じます。
【故障の見分け方】
混合水栓の不具合かどうかを判断するポイントは、「その蛇口だけの問題か」です。
他の蛇口ではお湯が出るのに特定の蛇口だけお湯が出ない場合、給湯器本体ではなくその蛇口の混合水栓側の故障である可能性が高いのです。
たとえば浴室シャワーだけお湯が出ず、台所や洗面の蛇口からは普通にお湯が出るなら、浴室の混合水栓(サーモシャワー水栓)の故障が疑われます。
逆に全ての蛇口でお湯が出ないなら給湯器側の問題(凍結や本体故障)を疑うべきです。
またレバーの異常も症状のひとつです。
シングルレバー混合栓の場合、レバーがスカスカで空回りする、極端に硬くて動かないなどの症状はカートリッジ内の弁やパッキン劣化を示唆します。
【故障の原因】
混合水栓の故障原因で最も多いのは内部カートリッジの経年劣化です。
長年使用するうちにカートリッジ内のシール(パッキン)が摩耗したり、硬水中のカルシウム分などで動きが悪くなったりして正常に混合できなくなります。
特にサーモ水栓のサーミスタ部(感温素子)は10年前後で感度が落ち、設定温度と実温度に差が出たり、完全にお湯側が閉じなくなって「お湯が出ない/止まらない」といった状態になることがあります。
混合水栓の故障は基本的に部品交換で対処します。
具体的にはカートリッジユニットの交換か、蛇口本体のまるごと交換になります。
ただしDIYでの交換には注意が必要です。
水道の元栓を閉めた上で作業する、交換後に漏水がないか確認するといった手順が必要で、工具や知識がない場合は難しいこともあります。
無理に自分で直そうとして不具合を悪化させると保証の対象外にもなり得るため、基本的には水道業者や給湯器業者に修理を依頼するのがおすすめです。
【交換費用の相場】
混合水栓のカートリッジ交換を業者に依頼した場合、費用相場は約15,000円~20,000円前後です。
この中には部品代(カートリッジ代数千円~1万円程度)と技術料、出張費などが含まれます。
水栓本体ごと交換する場合は機種にもよりますが、蛇口本体代+工事費で2~3万円程度から、キッチンのシャワー混合栓など高機能品では5万円以上になることもあります。
リモコンや電源系統のトラブルで動かない
エコキュートや給湯器の電源系統トラブルとしてまず疑うべきはブレーカー(漏電遮断器)の遮断です。
停電復旧後や雷サージの影響でブレーカーが落ちているケースがあり、リモコン画面が消えてお湯が出ないときは分電盤や本体の漏電遮断器を確認します。
【よくある原因】
- ブレーカーの遮断:単純にブレーカーのスイッチが「切」になっているだけなら「入」に戻すことで復旧します
- リモコン自体の不具合:リモコン画面が真っ暗、ボタン操作を受け付けない等の場合、リモコン-本体間の通信断やリモコン内部基板の故障の可能性
- 安全装置の作動:エコキュート本体に異常が起こるとリモコン画面にエラーコードが表示され、お湯が出ないように制御されます
確認・リセット手順
【ブレーカーの確認】
まず分電盤やエコキュート本体の漏電遮断器を確認します。
落ちていた場合はスイッチを「入」にします。
その際、再投入後にリモコンが点灯するか、お湯が出るかを確認してください。
もし再びすぐ遮断されるようなら内部漏電の疑いがあるため、それ以上操作せず業者を呼びます。
頻繁にブレーカーが落ちるのは異常で、感電や火災の危険があるのでプロに診てもらうのが安全です。
【リモコン表示の確認】
リモコン画面に何も表示されない場合は、電源断以外にリモコンの故障が考えられます。
一時的な不具合ならリモコンのリセットを試みます。
具体的には一度ブレーカーを落として10秒以上待ち、再投入してリモコンの再起動を促します。
それでも表示が戻らない場合、リモコン配線の断線や端子の緩み、リモコン基板の故障が疑われます。
自分では対処困難なため、メーカーか専門業者へ修理依頼してください。
【エラーコードの確認】
リモコンにエラー番号が出ている場合、そのコードの内容を確認します。
東芝エコキュートの場合、Uから始まるコードは使用上の警報、EやHから始まるコードは機器の故障を示すことが多いのです。
一度エラーコードをメモし、取扱説明書やメーカーサイトのエラーコード一覧を参照します。
ユーザー対応可能な表示であればそれに従い、「修理」「点検」と表示される重大エラーであれば速やかに業者に連絡します。
東芝エコキュート特有のエラーコードと対処法

東芝エコキュートでは、エラーコードは大きくU, E, H, HUの4種類に分類されます。
ここでは代表的なエラーコードと対処法を解説します。
Uコード:自分で対処できる使用上の警報
U:22(残湯切れ)
東芝エコキュートのエラーコード「U:22」は「残湯切れ」(湯切れ)を検知したことを示す警報コードです。
リモコン上では「断水検知」などと表示されることもありますが、実際にはタンク内のお湯がなくなった(使い切ってしまった)状態であることを知らせるコードです。
リモコン操作で「沸き増し」(または満タン沸かし)を行い、不足分のお湯を沸かしてから再度給湯を試みます。
東芝エコキュートの取扱説明書でも、U22エラー発生時は「湯はり1回分のお湯を補充してから湯はりをやりなおしてください」と案内されています。
沸き増し運転に1~数時間要する点は前述の通りで、その間はお湯は出ません。
十分にお湯が沸き上がり、リモコンの残湯量表示が2目盛り以上になったことを確認してから、お風呂の自動湯はりを再開します。
E:15(ふろ蛇口閉止検知)
ふろ自動運転時に浴槽の蛇口が閉まっていてお湯が流れないと発生します。
「おふろの蛇口が開いていません」という警告で、湯はりが進まない状態です。
浴槽の給湯栓がちゃんと開いているか確認する、給水止水栓が閉まっていないか確認する、水道が断水していないか確認するなどで対処します。
U:27(湯はり未完了)
お風呂の湯張りが60分経っても完了しない場合に出ます。
これは浴槽にお湯が貯まらない状況、つまり給水されていないことを意味します。
原因として給水止水栓が閉じている、断水している、給水ストレーナーが詰まっている、水圧が極端に低いなどが考えられます。
これらを一つひとつ確認しましょう。
E・H・HUコード:業者対応が必要な機器の故障
E:18(ヒートポンプ通信異常)
貯湯ユニットとヒートポンプユニット間の通信断です。
これらが出ると制御信号が届かず運転が停止するため、お湯が出なくなります。
対処は一旦電源を落として5~10分後に再投入するリセット操作ですが、再び同じエラーが出る場合は配線断線や基板故障の可能性が高く、修理が必要です。
H:1/H:3(ふろ流量センサー異常)
ふろ循環の流量が検知できない場合にH:1やH:3が表示されます。
これが出ると風呂追い焚きが正常にできず、結果としてお湯が沸かせない状態になります。
東芝ではこの異常が出た場合、「給水止水栓の閉止、断水、配管凍結がないか確認」「給水ストレーナーの詰まりがないか確認」と案内しています。
解消しない場合はセンサー自体の故障のため、部品交換が必要になります。
HU:8/HU:9(圧縮機異常)
ヒートポンプユニット側の重大異常です。
コンプレッサーや熱交換器など高圧側の不具合を検知するとHU○○で表示され、運転が停止します。
HUコードは極めて重大な故障を示すため、ただちに使用を中止しメーカー点検を受ける必要があります。
エラーコード対応の基本方針
- Uコード:まずは取扱説明書の指示に従いユーザーで対処します(湯切れなら沸き増し、湯張り未完了なら給水確認等)。解消すれば問題ありません。
- E/H/HUコード:基本的にユーザー対応不可です。リセット操作(電源OFF/ON)で一時解除できるケースもありますが、根本原因が解決していないと再発します。早めにメーカーや専門業者へ連絡し、必要な修理を依頼してください。
業者に依頼すべきタイミングは?

自己対処で直らない場合、または以下のような症状が出た場合は、速やかにプロに相談すべきです。
水漏れが発生している場合は即対応
給湯器やエコキュート本体、周辺配管からの水漏れは、目視で確認できるケースが多いです。
貯湯ユニットの脚元や配管接続部から水が滴っている、室外機の周囲の地面が常に濡れている、配管保温材が濡れて垂れ下がっているなどの症状があれば水漏れが疑われます。
【水漏れによる危険性】
漏れた水がヒートポンプや制御基板など電気系統にかかると、絶縁不良を起こして漏電し、最悪の場合ブレーカーが作動せず通電が続くと感電や火災につながる恐れがあります。
また、漏れている水がお湯の場合、高温による火傷の危険もあります。
さらに周囲の建物被害も無視できません。
室内設置では床下浸水や階下漏水、屋外でも基礎や壁面への水染み、冬場なら漏れ水の凍結による二次被害があります。
【水漏れ発生時の応急処置】
- 電源を切る:まず最初に行うべきは給湯器の電源を落とすことです。エコキュートの場合、貯湯タンクの側面にある漏電遮断器のスイッチを「切」にします
- 給水を止める:次に給水元栓を閉めて給湯器への水の供給を止めます
- 漏水箇所の確認:可能な範囲で、どこから水が漏れているか特定します
- 漏れ水の処理:バケツや雑巾などで漏れ出た水を受け止め・吸い取って周囲への影響を最小限にします
水漏れは非常に緊急度が高いトラブルです。
応急処置を施した後はできるだけ早く業者に連絡して修理対応してもらう必要があります。
異音や焦げ臭いがする場合は危険のサイン
給湯器やエコキュートから普段と違う異音がする場合、内部で何らかの不具合が進行している可能性があります。
【異音の種類】
コンプレッサーの異常で「ブーン」「ガラガラ」という大きな振動音や金属音が生じることがあります。
またファンに落ち葉が当たる「カラカラ」音や、ポンプの空運転で生じる「ゴーッ」という音も報告されています。
【焦げ臭い臭いの危険性】
給湯器から焦げたような臭いがする場合、原因として電子基板や配線の異常加熱が考えられます。
電気系統の過熱はショート寸前または部品故障のサインであり、一歩間違えば火災や機器焼損に至りかねません。
異音や焦げ臭い匂いに気づいたら、ただちに運転を停止し、給湯器の電源を切ってください。
リモコンで停止できない場合は漏電遮断器を落として構いません。
次に専門業者へ連絡します。
焦げ臭い=電気系統トラブルの疑いが強く、ユーザーでは対処不能だからです。
重大なエラーコード(E・Hコード)が表示されている
東芝エコキュートの場合、前述の通りEコードはリモコン通信や機器接続不良などユーザーでは対処できない故障を示します。
リモコンにE○○やC○○(東芝にはCコードはありませんが)といったエラーが表示された時点で、ユーザーができる対応は極めて限られます。
まずエラーコード番号をメモし、給湯器の電源をOFFにします。
次に東芝の場合は「東芝電気給湯機ご相談センター」(フリーダイヤル0120-1048-19、受付9:00~20:00)に電話し、機種名とエラーコードを伝えて指示を仰ぎます。
なお、電話が繋がりにくい場合があります。
特に寒波時など問い合わせが殺到する時期はなかなか繋がらないこともあるため、その場合は根気よくかけなおすか、地元の給湯器専門業者に連絡してみるのも一手です。
自己対処を試しても改善しない場合
エコキュートの不具合に対し一通りの自己対処(リセット・清掃・湯増し等)を試したにもかかわらず症状が改善しない場合、それ以上ユーザーでできることはほとんどありません。
【自己対処で直らない場合の判断基準】
たとえば「タンク湯切れかな?」と沸き増ししたのにお湯が出ない、ストレーナー清掃をしても改善しない、といった場合は機器内部の故障と判断すべきです。
各メーカーも「マニュアル記載の対処を行っても直らない場合は修理依頼を」と案内しています。
時間経過の目安として、半日~1日程度待っても症状が変わらない場合は業者連絡のタイミングです。
たとえば凍結かな?と朝に思ったら日中暖かくなっても解消しない、水漏れで電源を落として様子見したが止まらない、など「自然回復」を見込んでも改善しないときは、早めにプロに診断してもらった方が結果的に安全かつ費用も抑えられます。
【経年劣化のサイン】
エコキュートの部品寿命はさまざまですが、一般に使い始めて10年を超えると経年劣化が目立ち始めます。
ヒートポンプのコンプレッサー、配管内のゴムパッキン、電子基板上のコンデンサなど、年数とともに性能低下や故障リスクが高まります。
実際、エコキュートの平均寿命は10~15年程度と言われ、10年以上使っている場合はどこかしら不具合が出てもおかしくありません。
自己対処が効かない不具合が10年超の機器で起きた場合、思い切って新しいエコキュートへの交換を検討することをおすすめします。
修理か交換か?判断のポイント

給湯器が故障した際、修理するか交換するかの判断は難しいものです。
ここでは判断のポイントを3つの観点から解説します。
使用年数で判断する(10年が目安)
【エコキュートの平均寿命】
エコキュートは一般的に10~15年程度が寿命とされています。
メーカー保証は通常5年程度ですが、実際には10年を超えると主要部品の劣化が進み故障率が高くなります。
【10年未満の場合】
購入・設置から10年未満であれば、基本的には修理して使い続けるのが一般的です。
製品自体も寿命を迎えるには早く、修理すればその後も数年~場合によってはさらに10年近く使えることもあります。
ただし7~10年目はグレーゾーンです。
このくらいの年数になると保証も切れ、主要部品(圧縮機など)の交換が必要な場合費用が高額になる可能性があります。
修理費用が10万円を超えるような場合、あるいは修理箇所以外にも劣化が見られる場合は、このタイミングで交換も選択肢に入れるべきです。
【10年以上の場合】
使用開始から10年を超えている場合、基本的には交換を検討するのが推奨されています。
多くの業者が「10年以上なら新品交換がおすすめ」と言うのは、複数箇所の寿命が近づきトラブルが頻発しやすいためです。
たとえば経年12年のエコキュートでヒートポンプ交換に10万円かけても、翌年別の弁やタンクが故障してまた費用…となりかねません。
高額修理してもすぐ別の箇所が壊れるリスクが高いため、10年超なら新品へのリプレースが長期的に見て得策です。
東芝の事業撤退後の修理環境を考慮する
東芝はエコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)事業からの撤退を決定しており、2024年3月31日をもって家庭用エコキュートの販売を終了しました。
これは親会社である東芝キャリア社から2023年10月に公式発表されたものです。
【部品供給の現状】
東芝キャリアは公式発表で、製造終了後も補修用性能部品は10年間保有すると明言しています。
つまり、最後の製造ロット(2023年9月までに生産)分について2033年までは修理用パーツを確保し、保守サービスを継続する予定です。
ただし、「10年間保有」と言っても在庫が永遠にあるわけではない点に注意が必要です。
メーカーは必要数を見込んで部品をストックしますが、想定以上に故障が多発すれば10年待たずに在庫が尽きる可能性もあります。
【修理への影響】
前述のように補修部品保有は10年が一区切りです。
たとえば2015年製のエコキュートなら2025年で10年となり、以降はメーカーに部品在庫がない可能性が出てきます。
その場合、メーカー修理を断られるか、「交換してください」と案内されるケースが増えてきます。
【将来的なリスク】
東芝ユーザーにとって最大のリスクは、次に故障したときに修理できないかもしれないという点です。
たとえば現在8年目で直したとしても、2年後に別の故障が起きたときすでに部品供給期間終了…ということも考えられます。
その際は修理を諦め、新しい他社製エコキュートに交換するしかなくなります。
以上を踏まえると、「いずれ交換が避けられない」のが東芝ユーザーの宿命と言えます。
特に10年以上経過しているなら、メーカーサポート終了に備えて早めに交換計画を立てるのが賢明です。
費用対効果で判断する
【修理がおすすめのケース 】
修理を選択すべきなのは、機器が比較的新しく修理費用も手頃な場合です。
具体的には使用年数が5~7年以内で、故障箇所も明確かつ費用が数万円程度のケースです。
【交換がおすすめのケー】
次のような場合は交換を検討すべきです:(1) 使用年数が10年以上で主要部品の故障、(2) 修理見積もりが10万~15万円以上と高額、(3) 故障箇所が複数に及ぶ、(4) メーカーサポート期間終了に近い。
【費用対効果の計算】
たとえば今後あと5年使えればいいという状況で、修理に15万円かかるか、交換に45万円かかるかという選択肢があったとします。
この場合、修理後5年持てば年3万円の費用、一方新品交換すれば15年使えるとして年3万円です。
単純計算では同じですが、新品は保証や省エネメリットがあるのに対し、修理品は5年以内にまた壊れるリスクもあります。
さらに省エネ性能を比較すると、最新エコキュートは旧式より電気代が年間4,000~15,000円安くなるとのデータがあります。
たとえば年間1万円安くなる機種に買い替えた場合、5年で5万円、10年で10万円節約できます。
この節約分を考慮すると、トータルコストでは新品交換の方が得になることも多いのです。
最新のエコキュートと10年前の機種を比較すると、年間電気代で約4,000円~15,000円の差が出ると試算されています。
たとえば給湯保温効率が10年前は3.3だったものが最新は4.0になっている場合、年間約7,000円の電気代削減になるとのデータがあります。
気になる費用は?修理・交換の価格相場を公開

給湯器のトラブルに直面したとき、気になるのはやはり費用ですよね。
ここでは修理費用と交換費用の相場を、できるだけ具体的に解説します。
東芝エコキュート修理の費用相場(部品供給に注意)】
メーカー出張修理の費用は一般に「技術料」+「部品代」+「出張料」で構成されます。
東芝を含む主要メーカーのエコキュート修理費は概ね以下のような相場感です。
- 出張・点検のみ(修理なし)の場合:5,000~15,000円程度
- 小部品の交換(混合水栓カートリッジ、温度センサー、リモコン電池など):20,000~40,000円程度
- 電気系部品の交換(制御基板、リモコン本体等):30,000~60,000円程度
- 主要機器の修理(圧縮機、膨張弁、三方弁ユニット等):70,000円超
- ヒートポンプユニット丸ごと交換:100,000円超
以上はあくまで目安で、実際の請求額は故障内容により上下します。
現場で技術員が見積もりを提示してくれるので、その時点で修理継続か交換検討か判断することも可能です。
【修理受付センターの連絡先】
東芝エコキュートの修理依頼先は東芝電気給湯機ご相談センターです。
- 電話番号:フリーダイヤル 0120-1048-19(通話無料)
- 携帯電話から:03-5365-7420(有料)
- FAX:0947-32-2892
- 受付時間:年中無休 9:00~20:00
問い合わせの際の注意として、電話窓口は混み合うことが多く、特に寒冷地で凍結が多発する冬の朝などは繋がりにくい傾向があります。
その場合は時間帯をずらすか、根気強くかけなおすしかありません。
他メーカーへの交換費用
【エコキュート交換の費用相場】
エコキュートを新品交換する際の費用相場は、標準的なモデルで40~60万円程度(税込、工事費込)とされています。
交換実績を多数持つ販売店の統計では、約8割のケースで総額60万円未満に収まっており、一番多い価格帯は40~50万円未満(全体の57%)となっています。
ただし価格は選ぶ機種のグレードや容量、追加工事の有無によって上下します。
ハイグレード機能(たとえば高圧給湯、AI自動制御、配管洗浄機能など)が付いたモデルは高価で、標準モデルとの差額が十数万円~数十万円生じます。
【容量別の本体価格目安】
メーカー公式カタログ上の本体定価では、370Lと460Lで10万円以上の差が付いていることもあります。
しかし実売では値引き率が大きく異なるため、実際には370L vs 460Lの価格差は数万円程度に収まるケースが多いです。
具体的には、ある業者では370L普及モデルが約42万円、460L同等モデルが約45万円というように差額3万円でした。
大切なのは、現在使用中と同じ容量を選ぶのが基本だということです。
【おすすめのメーカーと特徴】
東芝撤退後の代替として、ユーザーから支持されているのは三菱、パナソニック、ダイキン、日立の4メーカーです。
各社ともエコキュート市場で実績があり、製品の信頼性や性能に定評があります。
- 三菱電機:エコキュート普及期から展開しておりシェアトップクラス。高圧力タイプや「ホットあわー(マイクロバブル)」など快適機能が充実。耐久性も高いと評判です
- パナソニック:「キラメキ浴」など独自機能もありますが、何より価格が比較的手頃なモデルが多いのが特長。省エネ性能も高く、静音性にも優れます
- ダイキン:空調機器の世界的大手で、エコキュートも高品質。井戸水対応モデルを唯一持っていたり、「スマートリモコン」で遠隔操作できたりと技術力が強みです
- 日立:ステンレス貯湯タンク採用で耐久性が高いのが特長。「ナイアガラ出湯」で高速給湯ができるシリーズもあり、大量の湯を使う家庭に好評です
【補助金の活用】
現在、国の「給湯省エネ事業」(経産省)という補助金制度があり、高効率給湯器(エコキュート等)への交換に対して補助金が支給されています。
2024年度の場合、エコキュートの性能ランクに応じて一台あたり7万円または10万円の補助が出ます。
この補助金を適用すると、前述した価格相場より実質的な負担額を7~10万円引き下げることができます。
補助金枠には限りや申請期限があるため、利用を検討する場合は早めに交渉・手続きを行うことが大切です。
さらに自治体によっては独自の補助やエコポイントがあるところもあります。
市区町村の省エネ住宅改修補助や、ガス会社の乗り換えキャンペーン等も活用できるか確認すると良いでしょう。
QTO JAPANなら:月額レンタル・10年保証・即日対応
【給湯器レンタルサービスの仕組み】
QTO JAPANではエコキュートや給湯器のレンタル(リース)プランを提供しています。
レンタルでは本体代・取付工事費をすべて月額料金に含めて契約するため、初期費用0円で最新の給湯器を設置可能です。
ユーザーは月々定額のリース料を支払うだけで給湯器を利用でき、契約期間中の故障対応やメンテナンスもリース会社が負担します。
たとえば月額5,000円程度のプランで10年間利用する契約などが一般的です。
【レンタルのメリット】
まとまった資金が不要なので急な故障交換時も家計に優しいこと、修理費がかからない(保証内は無料修理)こと、そして定期的に新しい機器に入れ替えられるため常に高効率な製品を使えることが挙げられます。
QTO JAPANのレンタルプランの具体例として、月々4,800円~のエコキュートリースなどがあります(容量・機種により変動)。
この料金には本体+工事+10年保証+メンテまで含まれるため、突然の故障時も追加費用なく修理・交換してもらえます。
【10年保証の内容】
QTO JAPANで給湯器を導入いただいた場合、標準で10年保証が付帯します(レンタルプランは契約期間中ずっと保証付き)。
この10年保証は商品のメーカー保証延長と工事施工保証の両方を含んでいます。
具体的には、設置後10年間、エコキュート本体や付属リモコン等に不具合が生じた場合は無償で修理または交換を行い、また工事に起因する不具合(水漏れや配管トラブル等)が生じた場合も無償是正します。
一般にメーカー保証は本体が1~2年、長くても5年です。
また工事保証も業者によって1~5年程度が多い中、10年という長期保証は大きな安心材料です。
QTO JAPANが謳う「最短即日対応」は、自社で在庫と施工チームを確保しているからこそ可能な強みです。
東海3県内に複数の拠点と倉庫があり、人気容量のエコキュートを常時ストックしています。
お客様からの連絡を受けると、近隣拠点のスタッフがすぐ出動準備し、早ければその日のうちに訪問・工事が可能となります。
特にお湯が使えない緊急事態では、可能な限り当日中の復旧を目指しています。
具体例として、午前中にお問い合わせ→午後に現場調査・即工事着手→夕方には新エコキュートでお湯張りOK、というスピード対応を数多く実現しています。
これは社内に有資格の自社施工技術者(ガス機器設置スペシャリスト等)を常備し、下請けに回さず即対応できる体制だからこそです。
緊急時コールセンターも24時間対応で設置しており、夜間や休日のトラブルでもまず電話で応急処置方法を案内、必要に応じて即日駆けつけの手配をします。
まとめ:正しい対処と早めの判断が、快適な暮らしを守る鍵
東芝エコキュートのお湯トラブルは、状況に合った対処と判断で解決できます。
- 湯切れ・詰まり・凍結なら自分で対処可能
- 沸き増し、ストレーナー清掃、自然解凍が基本対応
- 水漏れ・異臭・重大エラーはすぐプロへ
- 東芝は2033年まで部品供給継続
- 10年以上使用なら交換を視野に入れる
多くのトラブルは慌てず基本対処を試すことで改善します。
水漏れや焦げ臭さなど危険なサインが出た場合は、電源を切って業者を呼んでください。
東芝は事業撤退しましたが、当面の修理は可能です。
ただし10年以上経過した機器は、部品供給リスクと費用対効果を考えて交換を検討するのが賢明でしょう。
創業60年・年間3,000件施工のQTO JAPANでは、最短即日対応・10年保証・月額レンタルプランで、東芝からの交換も安心してお任せいただけます。
東海3県でお困りの際は、地域に根ざした専門業者としてお客様の快適な暮らしをお守りします。
トラブル時は焦らず冷静に、そして早めの相談が安心への近道です。
