エコキュートで水は出るのにお湯が出ない!自分でできる簡単な6つの確認と対処法
朝シャワーを浴びようとして蛇口をひねったのに、出てくるのは水だけ。 夜、お風呂を沸かそうとしてもお湯にならない。
「エコキュートが壊れたのかも…?」 そんな不安で、急いで調べている方も多いと思います。
ただ、水は出るのにお湯だけ出ない場合でも、故障とは限りません。
この記事では、「水は出るのにお湯が出ない」という状況に絞って、今すぐ確認できる順番を6つのステップで整理しました。
自分で解決できるケースと、業者に依頼すべきケースの判断基準も、費用の目安とあわせて解説しています。
- 水は出るのにお湯が出ない原因を絞り込む6ステップの手順
- 自己対処で直らないときに考えられる2つの原因
- 修理か交換かを判断する基準と費用感
- 今すぐお湯を確保できる応急サービスの情報
塚脇 (テクニカルセールスユニット責任者)
ガス・電気・水道と、ライフラインに関わる主要な国家資格を網羅するマルチエンジニア。現在はテクニカルセールスユニットの責任者として、現場で培った多角的な視点を活かし、技術と営業の橋渡し役を担う。
保有資格: 液化石油ガス設備士、第二種販売主任者、製造保安責任者(丙種化学)、ガス機器設置スペシャリスト(GSS)、第二種内管工事士・活管工事、ガス可とう管接続工事監督者、簡易ガス登録調査員、第二種電気工事士、給水装置工事主任技術者、石綿作業主任者
目次
水は出るのにお湯が出ないとき、最初に確認したい6つのポイント
水が出ているということは、断水・止水栓・エコキュートへの給水管に問題はないと判断できます。
エコキュートは電気でお湯を沸かす機器なので、まず電気系統の確認から始めましょう。
①専用ブレーカーを確認する

エコキュートは電気でお湯を沸かすため、給水配管(水道)とは別に、専用の電気回路(専用ブレーカー)で動いています。
このブレーカーが落ちていると、水道が正常でもお湯を一切沸かせない状態になります。
まず分電盤を開いて、「エコキュート」「給湯器」などと書かれたブレーカーがオフになっていないかを確認してください。
落ちていればオンに戻し、リモコンが起動すれば電気系統の問題だった可能性が高いです。
入れ直しても「すぐ落ちる」場合は電気的な異常のサインです。
何度もオン・オフを繰り返すのは避けましょう。
②沸き上げスケジュールを確認する

次に確認したいのが、沸き上げスケジュールです。
エコキュートは深夜の安い電気料金の時間帯にお湯を沸かして貯める仕組みのため、前日夜に沸き上げが止まっていると翌朝はお湯が出なくなります。
リモコンの設定画面で「沸き上げ休止」「おまかせ沸き上げ停止」などが誤ってオンになっていないかを確認しましょう。
問題があれば、リモコンの「今すぐ沸き上げ」「沸き増し」ボタンで手動沸き上げを開始できます。
③エラーコードと設定温度を確認する

ブレーカーやスケジュールに問題がなかった場合、次はリモコンの画面を確認します。
エラーコードと設定温度を確認することで、原因の絞り込みが一気に進みます。
まずエラーコードから見ていきましょう。
「F12」「H94」のような英数字が表示されていれば、そのコードをメモして各メーカーの公式サポートページで確認してください。
コード確認後、メーカー推奨の範囲でリセット操作(漏電遮断器を「切」→数分後に「入」)で改善する場合もあります。
ただし再発するときは業者へご相談ください。
設定温度が「水」「ぬるめ」など低くなっていないかも確認しておきましょう。
④タンクのお湯が切れていないかを確認する

エコキュートはお湯をその場で作る瞬間式ではなく、タンクに貯めて使う「貯湯式」です。
タンク内のお湯がなくなると、水しか出なくなります。
これがお湯切れです。
ガス給湯器では起きにくい、エコキュートならではの症状です。
リモコンに湯切れ表示が出ていた場合は、「沸き増し」ボタンを押してみてください。
「今すぐ少しだけ使いたい」なら1〜2時間ほど待つイメージで、タンク全体が満タンになるには数時間単位かかることを頭に置いておきましょう。
頻繁にお湯切れが起きる場合は、家族人数の変化やタンク容量の不足、沸き上げスケジュールの設定ミスが原因のことが多いです。
一度メーカーへの相談も検討してみてください。
⑤給水ストレーナーが詰まっていないかを確認する

エコキュートの給水配管の入口付近には、「給水ストレーナー」という細かいフィルターがついています。
砂・サビなどの異物がタンク側に入るのを防ぐ部品で、ここが詰まると給湯側の水量が不足し、お湯が出にくくなることがあります。
メーカーの取扱説明書には「お湯が出ない・湯はり時間が長い場合は、給水ストレーナーのゴミを取り除く」と明記されていることがあり、比較的自分でできる確認項目のひとつです。
一般的な清掃の流れは以下のとおりです。
- 給水止水栓を閉める
- ストレーナーの位置を確認する(本体下部・給水配管付近が多い)
- 取り外して水洗いする
- 元に戻し、止水栓を開ける
※詳細な手順は機種によって異なるため、必ず取扱説明書を合わせてご確認ください。
配管の位置がわからない場合は、無理に作業を進めず業者に依頼しましょう。
清掃後も症状が改善しない場合は、別の原因が考えられます。
⑥冬場の朝は給湯側の配管凍結を疑ってみる

「水は出るのにお湯が出ない」という症状が冬の朝に起きた場合、給湯側の配管だけが凍結していることがあります。
エコキュートの給水配管と給湯配管は別々のルートを通っており、日当たりや露出の状況によって片方だけ凍ることがあります。
急激に冷え込んだ日の朝、屋外に露出した給湯配管がある戸建て住宅では特に起きやすい症状です。
前日の夜から気温がぐっと下がった日は、凍結を疑ってみてください。
基本の対処法は自然解凍を待つことです。
日中に気温が上がれば自然に解消することが多く、自然解凍が最も安全な方法とされています。
絶対にやってはいけないのは、熱湯を配管に直接かけることです。
急激な温度差で配管が破裂するおそれがあります。
ぬるま湯(30〜40℃程度)をタオルに含ませ、凍結した部分にゆっくりあてる方法が有効な場合もあります。
その際、コンセントや電源部に水がかからないよう気をつけてください。
エコキュートには凍結防止機能(浴槽水を循環させる運転など)が搭載されている機種もあります。
この機能を生かすため、冬場は電源を切らずに運転しつづけることが大切です。
配管から水漏れが起きている場合や自然解凍を待てない場合は、業者にご連絡ください。
給湯器の凍結でお湯が出ない?今すぐ試せる対処法と予防策
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自己対処で直らないときに考えられる2つの原因

①〜⑥を試しても改善しない場合、よくある原因として次の2つが考えられます。
まず「すべての蛇口でお湯が出ないか」「特定の蛇口だけか」を確認してください。
全蛇口でお湯が出ないときはヒートポンプの故障の可能性が高い
すべての蛇口でお湯が出ないときは、エコキュートのヒートポンプユニット(加熱部分)の故障を疑います。
以下のサインに当てはまる場合、その可能性が高いです。
- ヒートポンプユニットから異音や異臭がする
- リモコンにヒートポンプ系のエラーコードが頻繁に出る
- 電源を入れ直してもすぐエラーが再発する
- 本体や配管から水漏れが確認できる
これらに当てはまる場合は、自己対処を続けるのは危険です。
エコキュートはヒートポンプで作った熱を水に伝えてお湯を作り、タンクへ貯める仕組みです。
給水と給湯の配管は別の系統を通っているため、ヒートポンプ側に異常が起きると「水は出るが、お湯だけ作れない」状態になります。
ガス給湯器ではまず起きないエコキュート固有のトラブルです。
ヒートポンプ内部には電気系統と冷媒ガスが使われており、カバーを開けたり配線に触れたりする行為は、感電・火災・ガス漏れのリスクにつながります。症状が当てはまる場合は、早めにメーカーまたは専門業者へ連絡してください。
1か所だけお湯が出ないなら混合水栓の不具合の可能性がある
台所では出るのに浴室のシャワーだけ出ない、という場合はエコキュート本体ではなく、その蛇口の混合水栓(サーモスタット)が原因の可能性が高いです。
「1か所だけなら混合水栓の不具合やバルブ部品の問題が疑われる」という見方は、業界でも広く共通しています。
見分け方はシンプルです。
台所など他の蛇口でお湯が出るか確認してください。
出るなら、エコキュート本体に問題はないと言えます。
なお、冬場に限っては逆止弁が故障している混合水栓で条件が重なると、給湯配管側に水が回り込んで他の正常な蛇口でもお湯が出にくくなることがあります。
「原因が一か所に絞れない」と感じたら、混合水栓の問題も視野に入れてみてください。
シャワーや洗面台だけお湯が出ない場合の詳しい対処法は、以下の記事でまとめています。
エコキュートのシャワーだけお湯が出ない!原因と今すぐできる対処法
シャワーを使おうとしたら、水は出るのにお湯にならない。 こんな症状が出ると「エコキュートが壊れたのでは」と思いがちですが、実は多くの場合、エコキュート本体とは関係ありません。 シャワーだけお湯が出ない場合、原因のほとんどはシャワー側の混合水栓(カートリッジ)の劣化です。 カートリッジの寿命の目
修理か交換か迷ったら、判断の基準を知っておく

業者に依頼した場合、修理か交換かで費用は大きく変わります。
判断の目安と費用の概算を事前に知っておくと、業者との打ち合わせがスムーズになります。
使用年数・修理費・故障歴で判断する
まず確認したいのが、エコキュートの使用年数です。
業界の一般的な目安では、エコキュートの寿命は10〜15年程度とされています。
また部品保有期間は製造終了から10年とされており、それを過ぎると修理が難しくなる場合があります。
年数別の目安として、以下を参考にしてみてください。
- 10年未満:まず修理の見積もりを
- 10年前後:修理費用と交換費用を比較して判断
- 10年超:部品供給の打ち切りや故障連鎖のリスクを踏まえると、交換も現実的な選択肢
修理が向いているのは、使用年数が10年未満で故障箇所が限定的な場合です。
次の状況に当てはまる場合は、交換の検討をおすすめします。
- 修理費用が5万円を超える
- 同じ箇所の故障が繰り返されている
- 部品保有期限が切れている
- 使用年数が10年を超えている
エコキュートの修理・交換にかかる費用の目安
修理費用は業者・地域・機種によって異なります。
部品交換程度であれば数万円で済むこともありますが、基板やヒートポンプユニットの交換になると10万円前後以上かかるケースも少なくありません。
修理費用が高額になる場合や使用年数が10年を超えている場合は、交換の方が長期的にお得になることがあります。
詳細は現地診断後の見積もりでご確認ください。
QTO JAPANの交換費用の目安は以下のとおりです。
| 機種タイプ | 費用の目安(工事費込み) |
|---|---|
| 標準タイプ | 約410,000〜510,000円 |
| 高圧力タイプ | 約420,000〜550,000円 |
| 薄型スリムタイプ | 約440,000〜580,000円 |
上記の費用には、本体一式(ヒートポンプユニット・貯湯タンク・リモコン)・既存機器の撤去・処分・設置工事・試運転・最長10年保証(本体・工事)が含まれます。
また、「給湯省エネ2026事業」を活用すると、エコキュート交換で補助金を受け取れる可能性があります。
補助金は工事契約前の申請が必要な場合がほとんどで、QTO JAPANのような国の登録業者を通じた申請が必要です。
まずはお見積もりをご利用ください。電話・LINEどちらでもご相談をお受けしています。
費用が心配なら、レンタルという選択肢も!
「給湯器が壊れたけど、十数万円の出費は今は厳しい…」という場合、QTO JAPANのレンタルサービス「サブスク+」という方法もあります。
- 初期費用0円
- 月額990円〜(給湯専用・税込)
- 契約期間中の修理費も0円
※ご利用には事前審査とお見積もりが必要です
※満年齢75歳までのお客様が対象です
まとまった初期費用を抑えながら、新しい給湯器をすぐに使い始めることができます。詳しくはお問い合わせの際にご確認ください。
修理・交換を依頼するとき、業者選びで確認するポイント

エコキュートの修理・交換は、業者によって対応スピードや保証内容に差があります。
いざというときに後悔しないよう、依頼前に次の4点を確認しておきましょう。
- 実績・経験年数
- 即日対応できるか
- 保証の年数と内容
- 有資格者が施工するか
エコキュートに特化した施工実績があるかどうかは、技術力を見極める一つの目安です。
故障中はお湯が使えない状態が続くため、緊急時に即日対応できるかも重要な判断基準になります。
保証は本体と工事それぞれに何年ついているかを確認してください。10年保証が一つの目安です。
また、電気工事・給水工事はいずれも国家資格が必要な作業なので、有資格者が施工するかどうかも必ず確認しておきましょう。
まとめ:まずは自分で確認、解決しなければプロへ
「水が出る」という事実は、原因の絞り込みに使える情報です。
ブレーカーとリモコンの確認から始まる6ステップで、多くの症状は自分で特定できます。
- ブレーカーを確認し、すぐ落ちる場合は業者へ相談する
- リモコンでエラーコードと設定温度を確認する
- タンクのお湯切れは沸き増しで対応できることが多い
- 冬の朝に水だけ出る場合は給湯側の配管凍結を疑う
- 修理費5万円超か使用年数10年超なら交換も検討する
自分で確認できることはやった、でも直らない。そう感じたら、深追いは禁物です。
エラーコードと症状が出た時間帯をメモして業者に伝えるだけで、あとはプロに任せてください。
業者に連絡する前に、使用年数だけ確認しておくと話がスムーズです。
QTO JAPANは東海・関東・東北エリアで年間3,000件超の施工実績を持つ給湯器の専門業者です。
工事が数日後になる場合も、仮設のガス給湯器を設置する「即出湯サービス」で約1時間でお湯を確保できます。
ご相談・見積もりは無料、最長10年保証付き、24時間365日受付しています。
まずはお電話またはLINEでご連絡ください。
